穴井詩がプロ7年目にしてツアー初Vなるか!?

ParOn.(パーオン) / 2014年11月29日 17時52分

トップで迎える最終日最終組、5度目の正直(?)でツアー初優勝を狙う穴井詩 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(2014)(3日目) 写真・鈴木祥

LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(11月27~30日、宮崎県・宮崎CC、6428ヤード、パー72)

 プロ7年目の穴井詩がツアー初優勝へ大きく前進した。トップと2打差の2位タイからスタートした穴井は、6バーディ、1ボギーの67、通算11アンダーで単独トップに浮上した。

 穴井は6番(パー4)でバーディのあと、7番(パー4)で5メートルのパーパットを外してボギーに。

 だが、そこから穴井は冷静さを取り戻す。

「昨日はガツガツしすぎていたので、今日はそうならないように意識してプレーしました。あとは、今日、スコアボードを見ないようにしていましたね」

 黙々と自分のプレーに徹することを心に決めた穴井。ドライバーを得意とする穴井は、9番、11番、13番のパー5ですべてバーディを奪うと、17番(パー4)でもバーディ。最終18番(パー4)ではピンまで138ヤードの3打目を8番アイアンで振り抜き、ピン横5メートルにつけた。これをきっちり沈めてバーディで締めくくった。

 ツアーデビューしてからこれまで、最終日、最終組で回るのは今回で5度目。過去4度は、いずれも惜しいところで涙を飲んできた。最後の最後で勝ちきれないことから、“メンタルが弱い”のではと、周囲で言われ続けてきた。穴井自身もそうした自分の弱点はよく理解している。

「緊張すると硬くなったり、振りすぎてしまったりするんです……」

 穴井は明るい性格の持ち主だが、強く自己主張をするタイプではない。ただ、昔は真逆の性格だったという。14歳から19歳までアメリカに住み、ゴルフを続けていた穴井は、

「昔は自己主張というか、自分を出すタイプだったんです。でも日本に戻ってゴルフ場で研修を受けていたときに、日本のしきたりを教えられました。上下関係とか様々なことを教えてもらったのですが、自分の意見を言ってはいけないとか、そういうのがアメリカと違ってかなりのカルチャーショックでした(笑)」

 そうしたことが今の穴井のメンタルにも影響を及ぼしているのかもしれないが、そんなことも言っていられない。勝負の世界に遠慮はいらない。

「2位とは1打差。苦しい展開もあるだろうけれど、それをどこまで耐えられるのかだと思います」

 明日の最終戦でツアー初優勝を飾ることができれば、過去4度の悔しさを晴らし、大きく一皮むけるに違いない。

文・キム ミョンウ

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