悪天候による競技中止で、倉本昌弘の賞金王が決定

ParOn.(パーオン) / 2014年11月30日 22時56分

自身2度目のシニア賞金王となった倉本昌弘 いわさき白露シニアゴルフトーナメント(2014)(最終日) 写真・PGA

いわさき白露シニアゴルフトーナメント(11月28日~30日、鹿児島県・いぶすきGC開聞C、6923ヤード、パー72)

 大会最終日は、悪天候により競技中止が決定。2日目までの成績により倉本昌弘が優勝し、賞金1200万円を獲得して逆転賞金王となった。

 最終戦までもつれ込んだシニアツアー賞金王争いは、あっけない幕切れとなった。賞金ランキング2位の倉本昌弘が初日、2日目と首位をキープし、同1位の室田淳が6打差から追いかける展開となった最終日。強くなった雨脚により10時37分に中断となった競技が再開されることはなかった。結局、競技は2日間36ホールに短縮され、2日目時点で首位に立っていた倉本が優勝。賞金1200万円を獲得すると同時に、室田に約117万円の差をつけて逆転での賞金王が決定した。

「(短縮優勝について)正直、複雑な気持ちです。こうして悪天候でもギャラリーの方々がプレーを見たくてやってきてくれましたからね。ただ予想以上の雨量で、プレーできる状態ではなかったという判断に従うしかないわけで……。それに最終戦ですから、賞金王争いのほかにシード権争いの選手もいるわけです。来季のシードをかけて(30位以内)の争いでは、短縮となったことで、安堵する選手もいれば、悔しさを隠し切れない選手もいますからね。ただ、天候ばかりは、人間の力では、どうしようもないですからね」

 と語る倉本だが、PGA会長という立場で賞金王になったことには戸惑いも感じている。

「選手としては、すごくうれしい。後半戦、特に日本シニアオープンからパッティングがすごくよくなって、その優勝賞金が大きく響いたわけです。ただ会長職の立場としては、やっぱり賞金王になっちゃっていいのかな、という気持ちがないわけではないです。もちろん会長職も一生懸命やってきましたけど、人によっては、自分のゴルフばかりに集中していたんじゃないのか、と思われることもありますから」

 それでもプレーヤーである以上、試合で力を緩めることができないのも事実だ。

「ただ、やはり基本は選手としての本能がありますから、ゲームの中で、緩めることもできないし、優勝を争えば、勝ちたいという本能が宿っていますからね。来年は、出場試合数は、かなり減ると思います。PGAの新規事業がどんどん具体化してきましたので、時間が割かれることが多いと思うからです。(シニアツアー2度目の賞金王について)それは、うれしいです。できれば、もっと多くのみなさんに、シニアツアーを注目してもらいたいし、メディアのみなさんも、どんどん取材してほしいですから、よろしくお願いします」

 最後は会長の顔に戻り、シニアツアーをPRすることも忘れていなかった。
 一方、昨年に続く4度目の賞金王を逃した室田は、

「(試合中止となって)悔しいよ。残念! やっぱり本音としては18ホールやりたかったよね。だって、可能性があるんだもの。こればっかりはやってみないとどうなるか分からないものね。選手だから可能性が1パーセントでもあるなら挑戦したいと思うのは当然でしょう? でも仕方ない。自然には勝てないということです」

 と最後はサバサバした表情で会場をあとにした。

ParOn.(パーオン)

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