“最年少”記録を塗り替え続けるリディア・コが最年少で新人賞も受賞

ParOn.(パーオン) / 2014年12月2日 18時0分

数々の最年少記録を塗り替えたが「新人賞が一番うれしい!」というリディア・コ 写真・Getty Images

 2014年米LPGAツアーもCMEグループツアー選手権(11月20~23日、米国フロリダ州・ティブロンGC)をもって終了、各賞が決定した。“ルイーズ・サッグス・ロレックス・ルーキー・オブ・ザ・イヤー”を獲得したのは、ニュージーランド出身の17歳、リディア・コだ。

 コはこれまで“最年少”と名のつく記録を次々塗り替えてきたが、もちろん同賞の17歳での受賞も史上最年少だ。しかも2位の李ミリムに800ポイント近く大差をつけ、まだ2戦を残したミズノクラシック終了時に早々と受賞を確定した。

 結果的には最終戦のCMEグループツアー選手権に勝利して今季3勝を挙げたコだが、長いシーズンを戦い終えた直後、「やったー! ルーキー・オブ・ザ・イヤーが取れた!これが一番うれしい」とこっそり感激を口に出していたのが印象的だった。新人賞といえば一生に一度しかチャンスがない。コが喜ぶのも無理はない。

 同賞は1年間の試合をポイントで争う。各大会で予選を通過すれば得点し、優勝150、2位80、3位75で41位以下は5ポイント(メジャーは2倍)を獲得する。コの強さはなんといってもその安定性にある。今季26試合に出場してトップテン15回で予選落ちなし、これには2勝を挙げた李もまったくかなわなかった。コはこれまで出場した米LPGAツアーの40試合すべてで予選を通過しており、やっぱりただ者ではない。

 同賞にはツアー通算58勝を挙げ、米LPGAツアーの創設メンバーの一人でもある“ルイーズ・サッグス”の名前がつけられている。1962年から始まった歴史あるタイトルで、これまでナンシー・ロペス、ジュリ・インクスター、アニカ・ソレンスタム、パク・セリ、ロレーナ・オチョアらそうそうたる顔触れが獲得してきた。もちろん日本勢も獲得を目指してきたが、上原彩子が3位、有村智恵が4位。宮里藍は4位、宮里美香も6位と届かなかった。唯一日本勢で受賞したのは90年、現日本女子プロゴルフ協会会長の小林浩美だ。

 最終戦の初日の夜、各賞の授賞式が華々しく行われた。受賞が確定していたコはドレスアップした姿で壇上に上がると、

「この一年は私にとってローラーコースターのようでした。この賞を取れたことは本当に幸運です。両親や支えてくれた人のおかげ。この経験を来季以降生かしたいです」

 と、コースでの新人離れした勝負度胸のよさとは打って変わって、初々しいコメントをした。

文・武川玲子
週刊パーゴルフ(2014年12月9日号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国を拠点に、米PGAツアーと米LPGAツアーを中心に精力的な取材活動を続けている。ParOn.だけでなく週刊パーゴルフでもコラム等を執筆中!

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