女子日韓戦惨敗 最強韓国チームに勝つには何が必要?

ParOn.(パーオン) / 2014年12月23日 7時0分

女子日韓戦を戦った日本チームの面々 写真・日本女子プロゴルフ協会

 2年ぶりに開催された日韓女子プロゴルフ対抗戦(12月6~7日、愛知県・三好CC西C)。初日は各チーム6組、12人によるダブルスのフォーボール形式、最終日は12人によるシングルスのストロークプレーで試合が行われ、日本は2日間合計11対25で敗れた。これで日本は3大会連続での敗北。通算成績は3勝7敗(1引き分け)となった。

 今回は久しぶりの対戦で熱戦が期待されたが、さまざまな面で日本と韓国の間に温度差を感じずにはいられなかった。

 一つはメンバー構成だ。日本は吉田弓美子がキャプテンとなり、大山志保、森田理香子、原江里菜、成田美寿々、酒井美紀、穴井詩、鈴木愛、菊地絵理香、上田桃子、渡邉彩香、笠りつ子、大江香織ら今季の賞金ランキング上位者で構成された。国内のトップクラスの選手たちではあるが、米女子ツアーの予選会に出場していた横峯さくらが欠場。米女子ツアーでプレーする宮里藍や宮里美香もメンバー入りしなかった。

 一方、韓国チームは最強メンバーを編成してきた。米女子ツアー賞金ランキング2位の朴仁妃、同5位の柳簫然、日本女子ツアー賞金女王のアン ソンジュ、同3位のイ ボミ、同4位の申ジエ、韓国ツアー賞金ランキング1位のキム ヒョージュら、世界で名をはせる選手たちが名を連ねた。

 なぜ、これだけのメンバーが集まるのか。韓国女子プロゴルフ協会の関係者は次のように語る。

「やはり国を代表する大会に出場することは名誉なことと認識しているからです。韓国ナショナルチーム出身選手が多く、幼いころから国際大会を経験しているので、国を背負って戦う意識は強い。それに相手がゴルフ強国で、ライバルの日本であることも一つの要因となっていると思います。米国で活躍している選手だからこそ、対抗戦に必ず出場する意識は当然のようにありますよ」

 そういった熱意は大会2日前の練習日から表れていた。強い雨が降り注ぐ中でもドライビングレンジやパッティンググリーンで黙々と打ち込んでいたイや崔羅蓮、柳ら韓国人選手の姿は見かけたが、日本人選手は見かけなかった。

 ただ、日本チームの選手に戦う気持ちがなかったわけではない。大会前日に上田と原は入念に練習ラウンドをこなし、勝利に意欲を燃やしていた。だからこそ、敗れた後のコメントにも悔しさがにじんでいた。

「朝に国歌が流れて、国を背負って戦っているんだという気持ちはありました。チームとして惨敗したことがすごく悔しい」(上田)

「韓国は戦っている舞台も違うし、場数も違うし、勝ち負けに対するこだわりが違うと思います。ただ、もっと意識を高く持ってやれる部分はあったかなと思います。過去の日韓戦で補欠を決めるときは、休みたいという人も多かったけど、今回はいませんでした。そういう意味では、少しずつ意識が変わってきているのかもしれません」(原)

 国を代表する大会に懸ける気持ちと勝利に対するこだわり。これが今の日本に必要な要素なのかもしれない。

週刊パーゴルフ(2014年12月30日号)掲載

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