男子の賞金シードが5枠増えた余波でQT組は不利になる?

ParOn.(パーオン) / 2014年12月26日 7時0分

 来季の男子ツアー前半戦の出場権を懸けて、6日間にわたって三重県のCOCOPA RESORT CLUB白山ヴィレッジゴルフコースクイーン・キングコースで行われたファイナルクォリファイングトーナメント(以下QT)。来季の出場資格変更に伴い、35位までの椅子を争う戦いとなった。

 例年はファイナルQTの成績順に出場優先順位が与えられていたが、来季から“QTランキング35位まで”のカテゴリーの下に、“前年の賞金ランキング76~100位”のカテゴリーが入り、その下に“QTランキング36位以下”のカテゴリーとなった。そのため、実質的には35位以内に入らなければ、試合に出られない。今年のファイナルQTでは、30位タイに11人が並んだ。例年は5日目、6日目のスコアなどから順位を決めていたが、35位までを決めるためのプレーオフも行った。

 しかし、ある選手が漏らした。

「35位以内に入っても、30位ぐらいだと前半戦もあまり出られないんですよね……」

 賞金シードの枠が70から75と増えたことで、35位以内に入っても必ずしも安泰ではないという。

 QT組は、各大会の出場人数によって出場できるかどうかが決まる。出場人数が少ない試合には、出場が難しくなる。2014年シーズンの実績を見ると、第1回リランキングが行われた長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップまでの8試合中(日本プロを除く)、QT1位は8試合、QT20位は7試合、QT30位は6試合だった。これを単純に5枠ずつ順位を下げてみると、QT1位は7試合、QT20位は6試合、QT30位は4試合と、それぞれ減少する計算になり、一概にはいえないが、QT組のチャンスが減ることは間違いない。

 別の選手はこう話す。

「来年からは推薦出場の賞金もリランキング対象になるから、QTで頑張って30位に入っても、推薦出場をもらえる選手が有利ですね」

 今年までは推薦出場で稼いだ賞金はリランキングの対象外だったが、来季からは推薦出場で稼いだ賞金も対象となる。推薦出場をもらうには、それなりのネームバリューが必要だが、それはベテラン選手の特権ともいえるだろう。

 QTから上位を目指す若手にとっては、わずかなチャンスを生かしてリランキングでも上位に残り、賞金ランキング75位以内に入る勝負強さが求められそうだ。

週刊パーゴルフ(2014年12月30日号)掲載

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