「止めるから考える」青木瀬令奈のアプローチ

ParOn.(パーオン) / 2018年8月4日 10時3分

北海道meijiカップ初日、ツアー屈指の寄せ技で首位に3打差の2位タイの青木瀬令奈。グリーンをこぼしてもパーを拾いまくって、チャンスにつけたときは逃がさない。「ガマンのゴルフでした」と、青木

蒸し暑い酷暑から、ようやく北海道らしい爽やかな空気が戻ってきた。北海道meijiカップ初日は申ジエが6アンダーでトップに立ち、それを3打差で10人が追う形となった。

3アンダー2位タイグループにいるのは、酒井美紀、一ノ瀬優希、竹内美雪、ユン・チェヨン、藤田さいき、藤本麻子、佐伯三貴、福田真未、永峰咲希、青木瀬令奈。

札幌国際CC島松コースはグリーンが小さくて硬い。そして午後からは強い風が吹いた。ティショットを少しでも曲げれば、パーオンを阻まれるケースが続く。
「今日はガマンのゴルフで、アプローチに助けられました。スタート前の練習グリーンで、昨日よりグリーンのコンパクションが硬いなと感じたんです。つまり、思っているよりもボールが走るということ。アプローチでも手前からを鉄則に攻めました。それがよい結果に結びつきました。グリーンをこぼしてもパーを拾いまくることができた結果です」と、2位タイグループの青木瀬令奈。

青木といえばショートゲーム、60ヤード以下の寄せ技はツアーでも指折りの腕前。上げる転がす、そして止める。さまざまな寄せ技を駆使する。

ピンまでの距離、芝目、傾斜など、その状況に応じて打つべき球は違ってくる。状況を確認したら、高い球で攻めるか低く転がすかを決める。ライを見極め弾道から考えるのが、通常のやり方だ。だが青木は少し違う。

「カップまでのラインを確認したら、どこでボールを止めるのかを考えます。そして止める位置から弾道を逆にたどってきて、ボールを落とす位置、球のスピン量をイメージして、打ち方を決めるんです。私の場合、ロフトがボールを上げてくれる58度のウェッジで打つ球は、単純に分けて4つあります。そして転がしは番手を上げて、球の高さを変えて転がる距離を調整します」
青木の7色のアプローチの秘密は、この「止めるから考える」にあったのだ。ショートゲームがいいと、「グリーンを外したって大丈夫だ」という安心感が生まれる。それがグリーンを狙うショットやティショットに余裕を生み、好結果をもたらす。

青木は「ガマンのゴルフ」というが、パーを拾えているからこそ攻めるべきときに攻められるのである。ショートゲームがスコアをつくるという意味には、「ショートゲームがいいとショットを少しくらい曲げても大丈夫。だから余裕を持って振れて好結果が出る」という好循環があるのだ。青木のラウンドが、それを教えてくれている。

「止めるから考えるアプローチ」の技は8月28日火曜日発売の週刊パーゴルフで紹介する。青木のレッスンでパーを拾いまくっていこうじゃないか。

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