早くも優勝! 鈴木愛がオフに取り組んだこと

ParOn.(パーオン) / 2019年3月18日 9時7分

2年ぶり女王奪還に向けて2戦目で優勝を挙げた鈴木愛

国内女子ツアー2戦目の「ヨコハマタイヤPRGRレディス」で2位に4打差をつけて今季初優勝、ツアー通算10目を挙げた鈴木愛。開幕戦こそ予選落ちに終わったものの、2年ぶり2度目の賞金女王に向けて幸先のいいスタートとなった。

「四国の試合で勝ててよかった」と徳島県出身の鈴木は喜びを見せたが、“ようやく優勝できた”という思いもある。今大会に初出場した15年はプレーオフに進むも李知姫に敗れて2位。16年は1打及ばずプレーオフ進出を逃して4位タイ。そして、18年はアンソンジュとのプレーオフに敗れて2位。相性はいいが、なかなか勝てない大会でもあった。

「オフに取り組んできたことが間違っていなかったと思います」

今季の鈴木は、「年間5勝と海外メジャーでの活躍」を目標に掲げている。そのためオフに重点的に行ったのがショートゲームの精度アップだった。鈴木の昨シーズンの部門別データを見ると、平均パット数1位、平均バーディ数1位、パーオンを逃したホールでパーよりいいスコアで上がるリカバリー率は2位と、ツアーでは屈指のショートゲームの名手といえる。それでも、自身が達成したことのない目標を遂げるために、課題を見出して取り組んだ。

「10ヤード、20ヤードの転がすアプローチはいいのですが、30ヤード、40ヤードの距離で思ったように寄せられずにボギーにしたり、パー5でバーディが取れないことが多かったんです。それに、今までウェッジのフェースを開くのがあまり好きではなかったので、それも練習しました」

フェースはスクエアのままで30ヤード、40ヤードの距離感を合わせる練習に加えて、フェースを開いて5ヤードのソフトロブショットや30~40ヤードの距離でも止められる技術の習得に手をつけた。苦手克服とアプローチの“引き出し”を増やした形だ。「フェースを開くことでバンカーショットもうまくなりました」という副産物もあった。

オフの取り組みの成果は、今大会の優勝にもつながる。「第2、第3ラウンドは風が強くて、グリーンに乗らないことが多かったですし、グリーンに乗ってもロングパットが残ったり、微妙な距離のパットが残ることが多かった。オフに練習してきたアプローチ、パットが活きた一週間だったと思います」。17番(パー3)ではバンカーから絶妙に寄せてパーセーブして優勝に貢献したショットも生み出した。

昨年まで7年連続でプレーオフ決着と混戦になりやすい大会だが、今年は鈴木が頭一つ抜け出す形で勝負を決めた。”思い入れ”のある大会で優勝した鈴木の努力の成果は、今年1年間、ツアーでも頭一つ抜けた存在になるかも知れない。

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