キャディの助言も無意識にスルー!? 比嘉一貴のアグレッシブさ

ParOn.(パーオン) / 2019年4月20日 18時44分

比嘉一貴が強気のゴルフで優勝圏内に踏みとどまった 東建ホームメイトカップ(2019)(3日目) 写真・鈴木祥

<東建ホームメイトカップ 3日目◇20日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)◇7081ヤード・パー71>

今年、すでにアジアで1勝を挙げて国内に乗り込んできた比嘉一貴。開幕戦からアクセル全開、首位と2打差のトータル8アンダー・4位タイで最終日へ。日本ツアー初優勝を視界に捉える。

昨年はアジアンツアーの下部ツアー(ADTツアー)を回りながら、国内ツアーにスポット参戦。日本ツアー出場は9試合だけだったが、賞金ランク60位につけて初シードを手に入れた。今年もADTツアーに足を伸ばし、2月には「PGM UMW ADT選手権」で優勝。「今年は出られるうちに試合に出て、できれば(ADTで)あと1勝したい」と、来週はブルネイに飛ぶ予定。同ツアー賞金ランク7位までに与えられるシード権獲得を目指すなど、貪欲にゴルフに向き合っている。

ゴルフ部名門の東北福祉大出身で、アジアの転戦で技術を磨いたとあって実力はピカイチ。この3日間で、ボギーはたったの2つのみ。ソン・ヨンハン(韓国)などをサポートし、今週、比嘉のバッグを担ぐ岡本キャディも思わず感嘆するほどだ。強い風と高速グリーンに加え、予選2日間とはがらりと変わり、シビアな位置に切られたピン。上位陣が出入りの激しいゴルフとなるなか、3バーディ・1ボギーの「69」でまとめてみせた。

抜群のマネジメント力を発揮したかと思えば、果敢に攻めるアグレッシブさも持ち合わせる。グリーン右に池が構える4番・パー5では、ピンが右からわずか4ヤード。「岡本キャディからは(グリーン)センターで良いからって言われているのをガン無視して、右に打った」と、エッジギリギリに落とすと、これを沈めてバーディを奪った。

構える前までは「自分で“ピンのちょっと左で、最終的にピンだったらOKですね”って言っていたのに」(岡本キャディ)というが、構えた時には無意識でピンを狙っていた。「ショートサイドに打つ癖があるんですよね。どうしてもピンにいってしまう。でも上りのラインはあそこしかないし、一番優しいのは右サイドだった」(比嘉)と、ベテランキャディをうならせる好プレーを披露した。

「本当は初優勝をと言いたいけど、2、3勝狙っています。調子に乗っていると思われるかもしれないが、勝てるうちに勝ちたいし、去年活躍したぶん、期待もしてもらっていると思うので」と力強いコメント。着実に、しかしアグレッシブに、勝利に向けて歩を進めていく。(文・谷口愛純)

記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)

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