熱中症対策と働き方改革の一挙両得!? ゴルフ場と練習場で夏場の時短営業の試み

ParOn.(パーオン) / 2019年7月18日 15時0分

平日の午後をクローズにしている第百ゴルフクラブ

ゴルフの大敵は夏の暑さだ。東京オリンピックに向けても夏の暑さ対策が急がれているが、ゴルフ界でも新しい試みが始まっている。

横浜市栄区にあるゴルフ練習場「第百ゴルフクラブ」は7、8月の平日(お盆休みは除く)、13~17時の間、完全クローズする。打席だけでなく、スクール、ティールーム、施設内のショップも含めてすべてだ。朝5時30分から夜23時まで営業だが、気温が最も高くなる時間帯をクローズに。これは思い切った決断である。

確かに、夏の暑い時間帯に、大汗をかいて練習するのは体に良いとは思えない。この試みについて、同施設の山本支配人は「夏季の猛暑対策として、お客様とスタッフの健康を第一に考え、決めさせていただいた。」と決断に至った理由を話した。

当然気になるのは、売上が落ちるのではとの懸念である。この点についても、早朝の打ち放題、時間帯限定の夏の打ち放題、一日何度来ても打席料が1回分で済む、夕方からの打席の予約などの施策を用意して対応をはかっている。
また、山本桂支配人は「クローズ時間帯にネット補修等のメンテナンスもでき、また従業員も年休が取りやすくなり、モチベーションも上げることができる。」など、メリットも大きいと施策に自信を示していた。

もちろん、初めての試みなので、この2か月間をトライアルとして、顧客の声を聞きながらブラッシュアップしていくとのことである。初日の17時再オープン時には20人以上のゴルファーが開場を待つなど、概ねこの新しい試みに好意的であった。

ゴルフ場でも夏季対策の取り組みが出てきている。千葉県大多喜町にあるマグレガーカントリークラブは、8月サマータイム営業として、平日はトップスタート6時、最終スタート8時14分のワンウェイ、土日祝はトップスタート6時14分、最終スタート9時3分と、特に暑い時間になる前にプレーが終了するようにするように、スタート時間を早朝にシフトする。

同コースを運営するマグレガーゴルフジャパンの松下健氏は「プレーヤーがより安全な時間帯にプレーしてもらうことが一番だが、早く終了することで、散水などのコースメンテナンスが十分でき、コースコンデションを良好に保てます。従業員の働き方改革も推進でき、休みを取りやすくなり効率化できます」と、前出・第百ゴルフクラブと同様に、真夏の暑さ対策と働き方改革、両面でのメリットを語った。

温暖化が進み、夏の猛暑が毎年話題になる昨今、暑さ対策をきっかけにした新しい取り組みがゴルフ界の新しい流れになるか注目である。

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