ドライバーの不適合がリークされ怒り心頭のシャウフェレ ツアー仲間からも“チーター”(ずるいヤツ)とからかわれる

ParOn.(パーオン) / 2019年8月16日 15時0分

お気の毒としかいいようがない(写真・getty Images)

男子メジャー今季最終戦、全英オープン(7月18~21日・北アイルランド)、2日目は65と伸ばしたザンダー・シャウフェレは怒り心頭だった。

「ツアー仲間から“チーター”(ずるいヤツ)と呼ばれた。冗談のつもりだろうが、大勢の前でいわれ、許せない」と、語気を強めた。

事の発端は、開幕2日前にR&Aが行ったドライバーの高反発テスト。30人が無作為に抽出されたが、その中でシャウフェレのクラブが「不適合」とされた。もちろんシャウフェレは適合のドライバーに替えてプレーしたが、問題は通常なら極秘扱いの結果が外部に漏れたこと。「R&Aは僕のイメージを大きく傷つけた。ずるいことなど何もしていない」と、ゴルフの総本山を激しく批判した。

このテストでは、シャウフェレの使用するキャロウェイ社以外にも、PXG、テーラーメイドなど数社のクラブが違反とされたという情報も流れたが、定かではない。

シャウフェレとR&Aが“和解”したのはその5日後。翌週のWGCフェデックス・セントジュードクラシック開幕前に「R&Aとエージェントが話し合い、平和に解決した」と、シャウフェレ。内容は明らかにされなかったが、おそらくR&Aからの陳謝があったと見られる。さらにキャロウェイ社も声明を発表。

「シャウフェレのドライバーの反発を示すCT値は、通常は245~250。現地でもしっかりとテストされ、その数値は257までの規定内、255だった。しかし、R&Aのテストでは規定をわずかに上回る258と測定された。原因は不明だが、その責任はすべて我々にある」とした。

実際、なぜ数値が違ったのかは分からないが、いずれにしてもメーカーを信頼してクラブを受け取る選手には責任はない。

「たくさんの仲間が僕のところに来て、支援してくれた。気持ちが楽になった」と、シャウフェレ。心ない冗談をいった選手にも同じことがいつ起こるか分からない。「皆のためにベストな行動を」と、声を上げたシャウフェレ。今後は情報管理の徹底を願いたい。

(在米ゴルフジャーナリスト・武川玲子)
※2019年8月20・27日号「芝目八目」より

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