“ミラクル渋野”再び!  8打差逆転Vの渋野日向子、次なる狙いは…日本人初のルーキー賞金女王

ParOn.(パーオン) / 2019年9月22日 17時25分

歓喜の瞬間も…パターを持っていました デサントレディース東海クラシック(2019)(最終日) 写真・村上航

<デサントレディース東海クラシック 最終日◇22日◇新南愛知カントリークラブ 美浜コース(愛知県)◇6437ヤード・パー72>

トータル13アンダーでホールアウトしてから約1時間30分後。プレーオフに備えて、もくもくとパター振っていた練習グリーンで、渋野日向子に優勝の吉報が届いた。それまで緊張感を保っていた表情は一気に緩み、キャディとハイタッチをして喜びを分かち合った。この瞬間、ツアー史上2位タイとなる8打差の大逆転劇がフィナーレを迎えた。

2日目を終えて、トータル5アンダーの20位タイにつけた渋野。一方、トップの申ジエ(韓国)はトータル13アンダー。これをひっくり返すことの難しさは、渋野本人も自覚していることだった。「逆転はほぼムリだと思いました。最後まで悔いなく攻めていこう」。優勝にとらわれないプレーを心がけたとしても、無理はない。だが、この1年で数々の“奇跡”を起こしてきた20歳に、この日またしても勝利の女神がほほえんだ。

4番パー3で8mのバーディパットをねじ込むと、続く5番パー5でも残り222ヤードの三打目を50cmにつけ、楽々バーディを奪った。さらに本人が勢いに乗れた要因として振り返った6番は、2.5mのチャンスをジャストタッチで沈めた。「微妙な曲がり方をするパットを沈めることができて、いけるかなと思った。最近2連続まではいくけど、3連続が難しかったので」。快進撃へ向け、ギアがトップまで上がった。

さらに、ここから4つ伸ばして迎えた16番では、グリーン左15ヤードの難しいラフからチップインバーディ。笑顔を浮かべ、そして強く2回こぶしを握った。「ここは初日ボギーで、2日目も危ないパーでした。しかも最近アプローチがうまくいかないことが多かったので、それが入ってうれしかった」。ここでジエを抜いて、トータル13アンダーの単独トップに躍り出た。

最終18番では、6mのバーディパットがキレイにラインには乗ったもののカップに蹴られてバーディならず。「1打差はないようなもの。2打差なら少し気持ちは楽だな」。この日最終組の7組前からスタートした渋野は、わずか1打のリードだけで伸ばし合いとなっている今大会の後続の結果を待たなければならなかった。

しかし、ここからまさに“追い風”が吹いた。 終盤になるにつれ強風がコースに吹きこみ、渋野を追った実力者たちもスコアをなかなか伸ばせずにいた。「天気予報と違って、私がスタートする時(午前7時40分)は雨も風もなかった。幸運でしたね」。結局この日のジエは2つのボギーのみで、ノーバーディ。さらに1打差まで迫っていたテレサ・ルー(台湾)も、18番で4mのバーディパットを外して、渋野がとらえられることはなかった。

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