賞金シードも日本シリーズ出場も部門別も… 外国勢の躍進が目立った2019年の国内男子ツアー

ParOn.(パーオン) / 2019年12月12日 15時0分

日本ツアー開幕戦で優勝し、全米プロでも好成績を収めるなど大活躍の年だったジェーンワタナノンド

カシオワールドオープン終了時点で来季の賞金シード選手65名が決定。22年連続保持した谷口徹、シード常連だった片岡大育、金亨成ら20人が陥落する一方で、初シードは11人、シード復帰は9人と、入れ替わりの多い年だった。

シード復帰の9人中、宮本勝昌、香妻陣一朗、貞方章男、永野竜太郎ら日本勢は7人と多かったが、初シードを決めた11人中、日本勢は佐藤大平(賞金ランキング54位)と中西直人(同64位)の二人のみ。

シード陥落の20人中、日本勢は11人と、日本勢の賞金シード選手は二人減り、65人中かろうじて過半数を超す34人となった。

人数以上に気になるのはランキングだ。SMBCシンガポールオープンで初優勝を遂げて初シードを獲得したJ・ジェーンワタナノンドやS・ビンセントら、外国勢の初シード4人が賞金ランキング30位以内と上位進出。今季の優勝者と賞金ランキング上位者など30人しか出場できない最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップは、16人が外国勢と、初めて過半数を超えた。改めて外国勢の躍進を実感させられるシーズン最終戦となった。

23年連続シードを決めた藤田寛之は「世界のトップの舞台を目指す外国勢のレベルは高い」と話していたが、部門別データを見ても明らか。

ドライビングディスタンスとフェアウェイキープ率の順位をポイント換算して、「飛んで曲がらない選手」の順位をつけるトータルドライビングのトップ10以内の日本勢は、5位の大槻智春のみ。トータルドライビングとパーオン率をポイント換算して「ショットのうまい選手」の順位をつけるボールコントロール部門トップ10は8位の今平周吾のみと、ショット力の差がデータでも表れていた。パーキープ率や平均ストロークなどの部門別ランキングは、外国勢のほうが多かった。

16年続けていたシードを17年に落としたベテランの近藤智弘は、昨季シードに返り咲いたが再び陥落した。「生涯獲得ランキング上位25位以内」の資格は保持し、来季の出場権はあるがファイナルQTを受験した。

「若手や外国勢どうこうの前に自分のゴルフがうまくできるかどうかが重要。今年はそれができなかった。しっかりと自分の足りないモノを受け入れてイチからがんばるしかない。心は折れていますが、ゴルフが好きだから。続けたいからそれに向かって努力するしかない」と、再起にかける。

自身の最終戦カシオワールドオープンで滑り込みの初シードを獲得した中西直人は「最終18番で4メートルのバーディパットをショートしました。シードを取れる、取れないにかかわらず、技術不足です。いい意味の反省。伸びしろですね」と、来季に向けてさらなる技術の向上を誓った。

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