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疲れにくい体は「ひねるだけ」で手に入る

PHPオンライン衆知 / 2024年7月3日 11時50分

疲れにくい体を作る方法

普段の生活で、体をひねることは然程ありません。ひねることは、体にたくさんのよいことをもたらします。そして行っているうちに、動きやすい体になるだけでなく心もスッキリしてきます。パーソナルトレーナーの坂村純子さんは著書『オトナ女子の「やっかいな疲れ」がとれる大全』の中で、疲れにくい体を作る「ひねる運動」を紹介しています。本稿では、その一部をお届けします。

※本稿は坂村純子著『オトナ女子の「やっかいな疲れ」がとれる大全』(大和出版)より一部抜粋・編集したものです。

 

疲れにくく、ラクに動ける毎日に変わる

トレーニングといえば、皆さんが思い浮かべるのは体の表面の筋肉に負荷をかけて筋肉を硬くする、従来の筋トレではないでしょうか? 表面の筋肉は自分で意識して動かし、負荷をかけることで鍛えられる......。だからキツイのですね。

一方で、体芯力体操は、大腰筋を中心としたインナーマッスルを鍛えるためのトレーニングです。インナーマッスルは、自分で意識して動かせる筋肉ではないので、負荷をかけるのとは逆に、表面の力を抜いてリラックスすることで、はじめて鍛えることができるのです。

 

効率よく動けるようになる

体芯力体操の基本動作は「曲げる」「伸ばす」「ひねる」だけ。「え? それだけ?」と思いませんか?

でもだからこそ簡単で誰でもできるのです。体をゆっくり動かすことで、大腰筋に刺激が入り鍛えられます。大腰筋は単独では動かないので、この基本動作を行うと、大腰筋の周りのインナーマッスルも鍛えられ、やがて全身の筋力もついて体力もついてきます。つまり、体の芯となる筋肉が強く柔らかくなるので、効率的にラクに動くことができるのです。

私達が立ったり、歩いたり、座ったりをスムーズにできるのは大腰筋の働きによるものです。しかし、年齢を重ねて体を動かさなくなると、大腰筋はいつの間にか衰えてきてしまいます。全身の筋肉の要である大腰筋が衰えることで全身の動きに大きな影響を与えるのです。

だからこそ、体芯力体操で大腰筋をはじめとした重要なインナーマッスルを鍛えて、少ない力で効率よく動ける体に、そして疲れにくい体を目指しましょう!

 

 

大腰筋を使ったお尻歩き

通常のお尻歩きって、お尻だけで前に進もうとしている......だから脚にも自然に力が入ってしまいますよね。理想的なのは骨盤と股関節で動く感覚! そうなると体の芯が使えるようになります。体重を左右交互に乗せ替えながら前に進みます。お尻を浮かせて肩と腰を前に押し出すように体をひねるのがポイントです。

大腰筋を使ったお尻歩き大腰筋を使ったお尻歩き

 

ひねり運動

こり固まった背中をなんとかしたいなら、四つん這いでのこの動き、オススメします。背中を中心に柔軟性を高める効果があります。

ひねり運動ひねり運動

上半身を、みぞおちからひねるイメージで頭と肩を床につけて、腕は膝に向かって伸ばしていく! みぞおちからのイメージ。背中が大きくひねられることによって、背中がほぐれるだけでなく、呼吸もしやすくなって、体全体がラクに感じられるようになります。

 

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