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齊藤なぎさ「側にいる人を心から大事にしたい」 背景にあった過去のつらい記憶

PHPオンライン衆知 / 2024年8月23日 12時0分

齊藤なぎさ

アイドル卒業後、俳優として活躍中の齊藤なぎささん。新作映画『恋を知らない僕たちは』では、恋に恋する女子高生・小春役を演じています。本作で描かれる複雑な人間関係を通して、齊藤さんはどんなことを感じたのか、お話を聞きました。

※本稿は『Voice』(2024年9月号)「令和の撫子」より一部ページを抜粋、編集したものです。

写真:吉田和本、ヘアメイク=夢月(Three PEACE)、スタイリスト=佐藤奈津美

取材・文:Voice編集部(田口佳歩)

 

自分を大切にしてくれる人を、自分の人生をかけるくらい大切にしたい

アイドルグループ「=(イコール)LOVE」を卒業後、女優の道へ進んだ齊藤なぎささん。『明日、私は誰かのカノジョ』(毎日放送・TBS)の「ゆあ」役の名演でも注目を集めた。今回演じるのは、「恋に恋する女子高生・小春」。6人の高校生の想いが交錯する本作で、ストーリーを大きく動かしていく存在だ。

「じつは小春の人間性に共感できる部分が多く、原作を何度も読み込んだあとは自然と役づくりができました。小春は好きな人に好かれたいと食べ物をいろいろ買ってあげますが、自分もプライベートでは周囲の人に尽くすタイプ。友人に辛いことがあったらすぐに家まで駆けつけます。

そんな小春に憧れるところは、自分の気持ちをしっかり言葉にできる芯のある性格。小春も劇中で『嫌われたくない』と言いますが、嫌われるのが怖くて何も言えない自分よりずっと上手に言葉にできていて、かっこいいんです」(齊藤さん)

本作では一筋縄ではいかない恋模様が描かれるが、現実の人間関係も同様。齊藤さんには大事にしている信念があった。

「自分を大切にしてくれる人を、自分の人生をかけるくらい大切にしたいと思っています。誹謗中傷などで傷つけられた経験が多かったので、自分は人を傷つけないように生きたい。そして他者を見極めることも重要なのだと気づきました。『去る者追わず』と言いますが、離れていってしまう人もいる。でもそこにこだわることなく、側にいてくれる人を心から大事にしたいです」(同)

憧れの女性像にも、その想いが反映されていた。

「母のような人になりたいです。優しくて、家族のことをよく考えてくれる。誰かのためを思って行動できる人はすごく素敵だと思います」(同)

 

衣装クレジット=ワンピース¥13,200 カーディガン¥6,930/共にダズリン(マークスタイラー tel. 03-5447-6590)  イヤーカフ¥18,700リング¥18,700/共にラブバイ イー・エム(イー・エム アオヤマtel. 03-6712-6797) サンダル¥8,910/ランダ(ランダ tel.06-6451-1248)

恋を知らない僕たちは

配給:松竹 (C)2024『恋を知らない僕たちは』製作委員会 (C)水野美波/集英社

8月23日より全国公開

 

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