1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

au PAYカードの年会費もとうとう無料に! ケータイキャリア系のクレカを再比較!(菊地崇仁)

ポイ探ニュース / 2024年6月25日 7時5分

dカードは2019年9月16日(月)以降は無料となっている。それ以前は、初年度の年会費が無料、2年目以降は1,375円(税込み)となっていた。

dカード 変更前 変更後
年会費(本会員) 初年度無料
2年目以降1,375円(税込み)
年1回以上の利用で無料
永年無料
年会費(家族会員) 初年度無料
2年目以降440円(税込み)
本会員が無料の場合は2年目以降も無料
永年無料
ETCカード 初年度無料
2年目以降550円(税込み)
前年度に1回以上ETC利用があれば無料

それ以降、キャリア系のクレカを紹介するときに、au PAYカードのみが「※」を付けて、実質無料との表記が必要だったが、2024年6月1日(土)より永年無料に変更となり、※を付ける必要がなくなった。

au PAYカード 変更前 変更後
年会費(本会員) 1,375円(税込み)
au携帯電話(UQ mobile含む)の契約、
または年1回以上の利用で無料
永年無料
年会費(家族会員) 440円(税込み)
本会員が無料の場合は無料
永年無料
ETCカード 無料
発行手数料1,100円(税込み)
年1回以上のETC利用で発行手数料相当額を初回通行料を請求額から差し引く

楽天カードやPayPayカードの年会費は永年無料となっており、全てのキャリア系クレカの一般カードは年会費無料となったため、ケータイキャリア系の一般カード年会費は横並びとなった。

今回は、それぞれのカードについて特徴を紹介していきたい。

楽天カードはアメックスブランドも

楽天カードは楽天カード、楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカード、楽天ブラックカードの4つのラインアップがあるのが特徴。

(左上)楽天カード、(右上)楽天ゴールドカード、(左下)楽天プレミアムカード、(右下)楽天ブラックカード

(左上)楽天カード、(右上)楽天ゴールドカード、(左下)楽天プレミアムカード、(右下)楽天ブラックカード

ラインアップの中でも、他社のゴールドと同程度なのは「楽天プレミアムカード」だ。「楽天ゴールドカード」はいわゆる格安ゴールドカードの位置づけとなる。

また、楽天ゴールドカード以外はアメックスブランドも選ぶことができる。その他、楽天カードにはANAとの提携カードなども存在するのも他にはない特徴だろう。

楽天カード 楽天ゴールドカード 楽天プレミアムカード 楽天ブラックカード
年会費 本会員 永年無料 2,200円(税込み) 1万1,000円(税込み) 3万3,000円(税込み)
家族会員 永年無料 550円(税込み) 550円(税込み) 2名まで無料
ETC ダイヤモンド会員または
プラチナ会員は無料
それ以外は550円(税込み)
無料
国際ブランド V/M/J/A V/M/J V/M/J/A V/M/J/A
ポイント 名称 楽天ポイント
通常加盟店利用 ショッピングごとに100円(税込み)につき1ポイント
楽天市場 ボーナスポイント+1倍
(上限1,000ポイント)
ボーナスポイント+1倍
(上限5,000ポイント)
5と0のつく日 ボーナスポイント+1倍
(要エントリー、上限1,000ポイント)
火・木 楽天市場コースは+1倍
(上限1万ポイント)
+1倍
(上限1万ポイント)
ポイントアップ 楽天カードポイントプラスで
エントリー利用するとポイント増量
ポイント変倍 500円につき1ポイント
(公共料金、税金、NHKなど、
MastercardはAmazon.co.jp利用分も)
200円につき1ポイント
(保険料、携帯電話料金
楽天Edyチャージ等)
対象外 年会費・手数料、
WAONやnanacoなどのチャージ分、
楽天クラッチ募金等
クレカ積立
(楽天証券)
手数料年率0.4%(税込み)以上
1%
それ以外
0.5%
手数料年率0.4%(税込み)以上
1%
それ以外
0.75%
1% 2%

※2024年8月1日(木)利用分から

基本還元率は1%だが、楽天市場での利用は3倍、5と0のつく日は+1倍など、楽天市場を良く利用する場合におトクなクレカだ。

なお、楽天市場で利用する場合でも、楽天ゴールドカード以上のカードは現在それほどおトクではない。楽天カードを保有するのであれば年会費無料のカードがおすすめだ。

また、楽天カードでの注意点は、公共料金や保険料、携帯電話料金などの還元率が下がるため、固定費の支払いは他のカードを利用しよう。

dカード

dカードはゴールドカードの保有率が非常に高いのが特徴。2023年6月28日(水)にdカード GOLDの会員数が1,000万人を突破。dカードとdカード GOLDの会員数合計は1,700万人程度となっているため、年会費1万1,000円(税込み)のdカード GOLDの方が保有率が高くなっている。

(上)dカード、(下)dカード GOLD

(上)dカード、(下)dカード GOLD

dカード dカード GOLD
年会費 本会員 永年無料 1万1,000円(税込み)
家族会員 永年無料 1枚目無料
2枚目以降1,100円(税込み)
ETC 初年度無料
2年目以降550円(税込み)
前年度に1回以上ETC利用があれば無料
国際ブランド V/M V/M
ポイント 名称 dポイント
通常加盟店利用 ショッピングごとに100円(税込み)につき1ポイント
ドコモのケータイ、ドコモ光 1,000円(税抜き)につき100ポイント
ポイントアップ dカード特約店で利用
ポイント変倍 200円につき1ポイント
d払い利用時のdカード決済
対象外 ドコモの端末代金やドコモの携帯電話利用料金、
電子マネーチャージ等
クレカ積立
(マネックス証券)
5万円以下
1.1%
5万円超~7万円以下
0.6%
7万円超~10万円以下
0.2%
■NISA口座
1.1%
■課税口座
dカードと同一条件

dカード GOLDが人気の理由は、ドコモのケータイやドコモ光の料金にたいして10%のdポイントがたまる点だ。

ただし、ahamoやirumoは1,000円(税抜き)につき10ポイントと1%還元となる。筆者はahamoを利用しているため、dカード GOLDではなく、一般カードのdカードを利用中。

また、dカードは特約店も多く、特約店で利用するとポイントが多くたまったり、割引きがあったりする。

例えばノジマでは100円(税込み)につき1ポイント+3%OFF、マツモトキヨシやココカラファインは100円(税込み)につき3ポイントだ。

2024年10月よりdポイントクラブがリニューアルする。d払いを利用しないと多くのポイントがたまらないようなリニューアルとなるが、d払いよりもdカードで支払った方がおトクになる加盟店も多い。

「どの加盟店でもd払いを利用した方がおトクになる」という状況を作らなければ、d払いを伸ばすことは難しいだろう。

au PAYカード

年会費が無料となったau PAYカード。以前はau PAYゴールドカードでauの料金を支払っていると11%還元だったが、他社と同じ10%にダウンしている。

(上)au PAYカード、(下)au PAYカード ゴールド

(上)au PAYカード、(下)au PAYカード ゴールド

au PAYカード au PAYゴールドカード
年会費 本会員 永年無料 1万1,000円(税込み)
家族会員 永年無料 1枚目無料
2枚目以降2,200円(税込み)
ETC 無料
発行手数料1,100円(税込み)
年1回以上のETC利用で
発行手数料相当額を初回通行料を
請求額から差し引く
無料
国際ブランド V/M V/M
ポイント 名称 Pontaポイント
通常加盟店利用 ショッピングごとに100円(税込み)につき1ポイント
ケータイ料金等 100円(税込み)につき1ポイント 100円(税込み)につき1ポイント
+1,000円(税抜き)につき90ポイント
対象外 モバイルSuicaやnanacoなどのチャージ等
クレカ積立
(auカブコム証券)
1% 1%

他社よりも有利な点としては、auカブコム証券でのクレカ積立だ。年会費無料のau PAYカードでも10万円まで1%たまる年会費無料で月10万まで1%還元となる証券会社+クレカの組み合わせはない

しかし、auの場合は年会費無料のau PAYカードの特典が少なく、au PAYゴールドカード推しとなっている。特にauマネ活プランはau PAYゴールドカードでの特典が多く、au PAYカードを保有していたとしてもそれほどメリットはない。

なお、au PAYカードもdカードと同じように、特約店がau PAYとau PAYカードでバラバラになっている。au PAYカードの場合は「au PAYポイントアップ店」、au PAYの場合は「au PAY Pontaアップ店」となっており、どちらがおトクになるのかがわかりにくい。

PayPayカード

dカードとau PAYカードはVisa、Mastercardのみだが、PayPayカードJCBブランドを選択できる。なお、他社カードは1%還元の場合、100円につき1ポイントだが、PayPayカードの場合は200円につき2ポイントのため注意が必要となっている。

(上)PayPayカード、(下)PayPayカード ゴールド

(上)PayPayカード、(下)PayPayカード ゴールド

PayPayカード PayPayカード ゴールド
年会費 本会員 永年無料 1万1,000円(税込み)
家族会員 10枚まで無料 3枚まで無料
ETC 550円(税込み) 無料
国際ブランド V/M/J V/M/J
ポイント 名称 PayPayポイント
通常加盟店利用 ショッピングごとに
200円(税込み)につき2ポイント
ショッピングごとに
200円(税込み)につき3ポイント
ケータイ料金等 1,000円(税抜き)につき15ポイント 1,000円(税抜き)につき100ポイント
Yahoo!ショッピング・LOHACO +3% +3%
対象外 PayPay残高チャージやnanacoクレジットチャージ、
ソフトバンクやワイモバイルの通信料等
クレカ積立
(PayPay証券)
0.7% 0.7%

PayPayカード ゴールドの場合は1.5%還元であり、他社のゴールドカードよりも還元率が高い。また、PayPayでのPayPayクレジットを利用すると、通常PayPay残高利用時には0.5%還元だが+0.5%還元となる特典もある。PayPayカード ゴールドの場合は、PayPayクレジットの利用で常時1.5%還元だ。

なお、PayPayではPayPayポイント対象外となる税金の支払いなどは、PayPayカードで支払うのがおトクだろう。


それぞれのクレカを紹介したが、それぞれがコード決済を推しており、どちらがおトクなのかがわかりにくい。その点、PayPayはPayPayクレジットでもPayPayカードでも基本的には還元率は同じだが、クーポンなどを利用できる点で、PayPayでの支払いの方がおトクとわかりやすい。

正直、コード決済ではPayPayに勝つことは非常に難しい状況に来ている。それであれば、アプリでクーポンを取得すると、クレカのタッチ決済でもクーポンが自動的に適用されるなどの改善を図り、コード決済+タッチ決済を推した方がPayPayに対抗できるようになるのではないだろうか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください