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リニューアルする「ゆうちょPayポイントプログラム」は銀行取引などでどのくらいのポイントがたまる?(菊地崇仁)

ポイ探ニュース / 2024年9月6日 7時1分

2024年10月1日に「ゆうちょPayポイントプログラム」がリニューアルする。

さまざまな銀行でポイントプログラムはあるが、ゆうちょ銀行の「ゆうちょPayポイントプログラム」で、どのくらい「ゆうちょPayポイント」がたまるのかを確認してみることにした。

ゆうちょPayとは?

まず、「ゆうちょPay」とは、銀行Payを利用したコード決済サービスだ。以前紹介した広島銀行の「こいPay」も銀行Payとなる。

銀行PayはSmart Code加盟店で利用する事ができ、意外と利用できる店舗は多い。

Smart Codeを利用できる加盟店

Smart Codeを利用できる加盟店

それでも、PayPayや楽天ペイ、au PAY、d払いなどに比べると知名度はイマイチだろう。

ゆうちょPayは、事前チャージやクレカひも付けなどは不要。ゆうちょ銀行口座から直接引き落とされるデビットタイプとなる。

決済時のポイントは400円(税込み)につき1ポイントと0.25%。他のコード決済サービスの方が還元率は高く、ゆうちょPayを使うメリットはそれほどない。

その「ゆうちょPay」で2024年4月に開始したのが、「ゆうちょPayポイントプログラム」だ。

ゆうちょPayを利用すると、0.25%還元に加えて、別途ゆうちょPayポイントを獲得できる。

ゆうちょPayポイントプログラムとは?

ゆうちょPayポイントプログラムは、名前の通り「ゆうちょPay」の利用が基本となる。従って、全ての条件に「ゆうちょPayを利用」が含まれている。

ゆうちょ銀行のwebサイトにある「ゆうちょPayポイントプログラム」の条件や獲得ポイントをポイ探ニュース用に書き直したものを以下に示す。

ゆうちょPayポイントプログラムのポイント獲得条件や獲得ポイント数

ゆうちょPayポイントプログラムのポイント獲得条件や獲得ポイント数

まず、「ゆうちょPay」アプリは必須として、ポイントを多く獲得したい場合、「ゆうちょ通帳アプリ」「ゆうちょレコ」の2つのアプリもダウンロードしておこう。

「ゆうちょ通帳アプリ」は、スマートフォンでゆうちょ銀行の残高や入出金明細の確認、送金ができるアプリだ。「ゆうちょPay」でもゆうちょ銀行の残高を確認できるが、キャッシュカードや振込などの入出金明細を確認したい場合は「ゆうちょ通帳アプリ」が必要となる。

「ゆうちょレコ」は複数の銀行口座などをまとめて確認できるアプリとなり、Moneytreeが提供するサービスを利用している。

「ゆうちょレコ」をダウンロードし、ゆうちょ銀行を登録・利用すれば、これだけで毎月20ポイント(⑨・⑩)獲得できる事になる。

続いて、「ゆうちょ通帳アプリ」もインストール。アプリ利用で10ポイント(②)を獲得でき、「ゆうちょレコ」も利用すれば全てのアプリ利用となるため20ポイント(⑬)獲得できる。

当然、ゆうちょPayを利用しているため10ポイント(①)も獲得でき、ゆうちょダイレクト+を利用すれば10ポイント(⑫)を利用可能。

ここまでで70ポイント(①、②、⑨、⑩、⑫、⑬)の獲得。

⑭のボーナスポイントを獲得するには130ポイント足りない。効率良くためるには、給与受取・年金自動受取りの100ポイント(④)と、ゆうちょPayを月間5000円以上利用の50ポイント(⑤)が良いだろう。

これで、70ポイント+150ポイント=220ポイントとなり、⑭の30ポイントを獲得できるため、合計250ポイントの獲得だ。

1か月250ポイント獲得できれば、1年間で3000ポイントの獲得となる。

ゆうちょPayを5000円利用した時の還元率は?

では、250ポイントを獲得するために利用した5000円での還元率を考える。

5000円で獲得できる通常ポイント(0.25%)は12ポイント。ゆうちょPayポイントプログラムの250ポイントを加えると262ポイントの獲得だ。

5000円で262ポイントの獲得となれば、5.24%還元となかなか良い。

もちろん、5000円を超えて使っていくと還元率はどんどん下がる事になる。

ゆうちょPayポイントは1ポイント=1円として利用可能

獲得したゆうちょPayポイントは、ゆうちょPayで1ポイント=1円として利用できる。「ポイントを使う」にチェックを入れていれば、ポイントから消費してくれる。

ゆうちょPayで「ポイントを使う」にチェック

ゆうちょPayで「ポイントを使う」にチェック

筆者は、先日ゆうちょ銀行の株主優待で「ゆうちょPayポイント」を選択し、獲得したポイントだけで買い物もできた。


ゆうちょPayポイントプログラムを拡充した理由は、ゆうちょPayを使ってもらうためだろう。

しかし、PayPayなどのキャリア系コード決済サービスなどと真っ正面から戦いを挑んでも勝ち目はない。

ゆうちょPayの最大のメリットは、ゆうちょ銀行に行けば、わからなことを聞くことができる点。アプリの設定、使い方など、わからなければ有人店舗がある安心感はかなり大きい。

以前、三井住友銀行の口座をOliveに切り替えるときに、アカウントに携帯電話番号の登録がなかったため、切り替えがうまくできなかったことがある。窓口に行くと、本人確認がその場でできるため、すぐに携帯電話番号を登録でき、Oliveに切り替える事ができた。

「窓口で3つのアプリをインストールすれば3000ポイント」など、窓口サポートを全面に出した方が、ゆうちょPayの普及は早いのではないだろうか。

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