1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

PayPayカードはなぜ縦型の券面を終了する? 横型券面も微妙に変わっていた!(菊地崇仁)

ポイ探ニュース / 2024年9月25日 17時12分

2024年9月下旬より、PayPayカードの縦型券面を終了すると発表した。

年会費無料のPayPayカードは、縦型と横型から選択できるが、年会費1万1000円(税込み)のPayPayカード ゴールドは横型のみとなる。

最近、多くのカードで縦型のカードが発行されているが、縦型カードは、差し込んで決済する際に、カードデザインの方向に差し込むためにわかりやすいと言う利点がある。

なぜ、PayPayカードで縦型を終了するのかをPayPayカードに確認したところ、以下のような回答があった。

ご利用いただくユーザーに親しみやすいよう、またPayPayカードの世界観を表現できるよう、必要に応じてカードデザインを刷新しており、その一環で縦型の券面は募集を終了としました。

正直、コメントだけではわかりにくいため、実際の券面を確認しよう。

最初に発行されたPayPayカードは以下のような2種類となる。

初期のPayPayカード

初期のPayPayカード

現在申し込むと、横型のPayPayカードについては以下のデザインだ。

現在のPayPayカード

現在のPayPayカード

横型の券面だけを比べてみると以下のようになる。旧PayPayカードのICチップは左、現在のPayPayカードのICチップは右となり、国際ブランドが下から上に移動。

(左)現在のPayPayカード、(右)旧PayPayカード

(左)現在のPayPayカード、(右)旧PayPayカード

これにより、「P」マークにICチップがかぶらなくなっている。

一方、縦券面の場合は現在でも「P」マークにICチップがかぶっており、これが「PayPayカードの世界観を表現できない」と言う事なのだろう。

では、同じように縦型のICチップの位置を逆にすれば「P」マークにかぶらないのではないか検証してみる。

縦型のPayPayカードを180度反転し、ICチップに赤枠を付ける。重ねるとわかりやすいように半透明にセット。

縦型のPayPayカードを180度反転し、ICチップがわかりやすいように赤、カードは透明に設定

縦型のPayPayカードを180度反転し、ICチップがわかりやすいように赤、カードは透明に設定

これを重ねてみる。ICチップは赤枠に移動となるため、「P」マークにはかぶらない事がわかる。

ICチップは赤枠の所に移動し、「P」に被らない事が判明

ICチップは赤枠の所に移動し、「P」にかぶらない事が判明

「P」マークにICチップをかぶらないようにすることはできるのだが、最初に紹介した縦型の券面の「差し込む方向がわかりやすい」メリットが「わかりにくくなる」ため、ICチップを移動せずに横型のみにしたのではないだろうか。

以前紹介した「ダサいわけではない! なぜか残念なデザインのクレジットカードを紹介」でも、残念な券面を紹介しており、ICチップはデザイナーとって悩ましい問題だ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください