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【後編】2024年のポイ活10大ニュースを発表! 重大できごとの上位はポイント経済圏戦国時代がキーワード(菊地崇仁)

ポイ探ニュース / 2024年12月22日 10時4分

2024年も残りわずか。ポイ活・クレカ業界でもさまざまな出来事があり、2024年でポイ活業界での10大ニュースを発表したい。前編は10位~6位までを発表し、後編は5位~1位までの発表となる。(全2回の第2回/1回目はこちら

──

5位.dポイント経済圏が躍進

2024年に大きく変わったのがdポイント経済圏だ。

2024年4月10日には、Amazon.co.jpでdポイントをためたり・使えたりできる機能を追加。

マネックス証券では、2024年7月5日にdカードによるクレカ積立を開始。

2024年9月27日には、マネックス証券でdポイントを利用して投資信託の購入ができるようになった。

2024年11月25日にはdカード PLATINUMを発行。

また、本業のスマホ関連ではahamoポイ活を2024年4月1日に、eximoポイ活を2024年8月1日に開始するなど、積極的な動きを見せた。

なお、dポイント経済圏の弱みがあるとすれば銀行だろう。2025年にはドコモが○○銀行と提携や買収などのニュースもあるかもしれない。

4位.クレカ積立が月10万円に

2024年3月8日に金融商品取引業に関する内閣府令が改正されたことにより、1か月に利用できるクレカ積立の上限が10万円に拡大。

それに伴い、クレカ積立を利用できる証券会社の大部分が、新NISAの「つみたて投資枠」を全て利用できるように10万円までクレカ積立枠を拡大した。

10万円までに対応したことで、クレカ決済のポイント付与率やルールが変更となった。

大和コネクト証券では、2024年1月5日のクレカ積立分より、純増金額に対してのポイント付与に変更。同じくtsumiki証券では、2024年4月以降、積み立て後に引き出した場合、引き出した金額を除いた金額に対してポイント付与に変更だ。

還元率が大きく変わったのがSBI証券となる。2024年11月買い付け分より、SBI証券+三井住友カードのポイント付与率が大幅に変更され、年会費無料の三井住友カード(NL)などでは年間利用額が少ないと0%となった。

3位.セブン-イレブンで10%超の還元も

2024年10月15日に開始したのが三井住友カードのスマホタッチ決済を利用すると最大10%のVポイントを獲得できるサービス。セブン-イレブンアプリの7iDとV会員番号の連携を行い、支払時にセブン-イレブンアプリを提示して三井住友カードのスマホのタッチ決済を利用すると0.5%のセブンマイルと9.5%のVポイントを獲得できる。

セブンマイルはVポイントに10ポイント単位で交換できるようになった。

さらに、2024年11月にはセブン-イレブンでセブンカード・プラスを利用すると最大11%還元になるサービスを開始。7iDとセブンカード・プラスを連携し、セブンカード・プラスの引落口座をセブン銀行に設定すると最大11%のポイントを獲得できる。0.5%のセブンマイルと9.5%のnanacoポイント、別途1%のnanacoポイントだ。

クレカ+銀行の連携だけでなく、nanacoポイントがたまる保険「nanacoの自動車保険」「nanacoのバイク保険」も開始するなど、ポイント経済圏を意識した動きがあり、2025年も注目だ。

2位.JRE BANKの誕生

2024年5月9日に開始したJRE BANKもインパクトが大きかった。

JRE BANKの取引に応じてJRE POINTがたまる他、新幹線などを4割引きで利用できる「JRE BANK優待割引券(4割引)」の特典は半端じゃない。

銀行取引でのJRE POINTのたまり方は少ないが、豊富な特典を考えると、作っておいて損はない口座だろう。

ただし、2025年までは、特典が発表されているが、2026年以降の特典については気になるところだ。

1位.VポイントとTポイントの統合

2024年4月22日に旧Tポイントと旧Vポイントが統合し、新Vポイントとしてサービスを開始。ポイント経済圏の戦国時代として、最も影響のある出来事だろう。

VポイントとTポイントの統合時期に合わせて、Amazon.co.jpでdポイントがたまる・使えるサービスが開始したり、楽天ペイアプリに楽天ポイントカードや楽天Edyアプリの統合を発表したり、他のポイント経済圏も動かしたニュースと言える。

元々の「ポイント戦国時代」の火付け役はTポイントとヤフーとなり、2013年にヤフーポイントを廃止し、Tポイントに統合したところから始まった。

約10年でヤフーとTポイントが崩壊し、VポイントとTポイントの統合で、さらにポイント経済圏の覇権争いに突入。2003年に開始したTポイントは約10年ごとに大きな動きがあり、次の大きな転換点は2033年ごろだろうか。


2024年はVポイントとTポイントの統合により、他のポイント経済圏も大きく動くことになった。2025年は、5大ポイント以外にもWAON POINT、nanacoポイントの流通系ポイント、JRE POINT、WESTERポイントの鉄道系ポイントの出方も気になるところだ。

2025年の確定内容としては、LINE Payの終了、アメックスのセンチュリオンラウンジ開始、ふるさと納税でのポイント付与終了などがあるが、さらに大きなニュースが出てくる可能性も高い。

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