1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

容器リニューアルで販売数3倍に “パキッ!とたれ”の納豆

NEWSポストセブン / 2012年4月24日 16時0分

写真

ふたを折るだけでたれがかかるパッケージで、販売数が3倍に

 ますます多様化する消費者ニーズや厳しい価格競争の中で、ヒット商品の生まれにくい市場環境が続いている。そうした中、ユーザーの利便性や遊び心をくすぐるパッケージの改良や容器開発で、ヒットとなる商品が最近目立っている。

 ふたの内側にヨーグルトが付着しにくい、撥水加工パッケージの『森永ビヒダスヨーグルト4ポットシリーズ』(森永乳業)。キャップがボトルに付いていることで、飲む際にキャップを手に持ったり落とす心配のない『FROM AQUA(フロムアクア)~谷川連峰の天然水~』(JR東日本ウォータービジネス)。ミルクポーションの充填技術を応用した、新しいタイプの使い切り美容液『ESTENCIA(エステンシア)』(メロディアン)などだ。

 中でも納豆嫌いが多いといわれる関西地区で、“ふたを折ってたれをかける”という新しい発想のパッケージが支持され、2012年2月に前年同時期比3倍の販売数を記録。4月16日から関東での販売をスタートして話題となっているのが、『金のつぶ パキッ!とたれ とろっ豆 3P』(以下、『パキッ!とたれ』)だ。

「納豆は食卓にのぼる機会が多く、販売されている種類も非常に多い商品です。日常食だけに価格競争も厳しく、付加価値をつけることで市場活性化を図りたいと開発をスタートしました」と語るのは、ミツカンMD企画部の百瀬友美さん。

「ミツカンは納豆事業に1997年から参入しましたが、お客様から“フィルムについたネバネバで手が汚れる”“たれをかける時に飛び散るのがイヤ”といったご意見が多く寄せられました。そこで、納豆の上のフィルムとたれの小袋をなくし、容器の隅にゼリー状のたれを収納した『金のつぶ あらっ便利!とろっ豆』を開発。数々の商品賞を受賞するなど大ヒットとなりました。

 しかし“容器の隅にたれがあるとかき混ぜにくい”といった声や、たれを混ぜてから入れる“あと入れ派”のお客様からは、“ゼリー状のたれが溶けにくい”というご意見もあり、さらなる向上を目指したのが『パキッ!とたれ』です」(百瀬さん・以下「 」内同)

『パキッ!とたれ』は、ふたを本体から切り離して、写真のようにパキッ!と真ん中を折るだけの簡単ステップで、手を汚さずにたれをかけて納豆が食べられる。『あらっ便利!』と同様に納豆の上のフィルムとたれの小袋もないので、ゴミ捨ても簡単だ。

「容器の本体にたれを入れると混ぜにくくなるのはわかっていましたから、ふたに仕込むしかありません。しかし、納豆のふたはやわらかく、たれを入れる部分のシートの圧着が非常に難しい。またお子さんやご高齢のお客様でも簡単に割れるようにすることが課題でした。割れる部分の形状や角度を1mm以下の単位で何度も調整して、開発を進めていきました」

 そうした開発努力が実り、発売後は“手が汚れなくていい”“子供が楽しんで納豆をかきまぜる手伝いをしてくれる”といった声が、次々と寄せられるようになったという。商品そのものだけでなく、“開けるのが楽しい”“パッケージが使いやすい”といった付加価値が、ヒット商品を生む新たなポイントになりそうだ。



【関連ニュース】

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング