宗教団体のサイドビジネス ゴルフ場やプール、ラブホテルも

NEWSポストセブン / 2012年4月30日 16時0分

 宗教団体の経営は、必ずしもお布施だけで支えられているわけではない。教団名を冠するわかりやすいものから、一見すれば関係性のまったくわからないものまで、巨大教団は幅広い“サイドビジネス”を手掛けている。最近では、「え、そんなものまで?」というものも……。

 宗教団体の「サイドビジネス」には、宗教団体が経営しているとは想像もつかないものも数多くある。2009年、長野市内でラブホテルを経営していた香川県内の宗教法人「宇宙真理学会」が摘発された。ホテルの入り口には巨大な観音像が立ち、壁には「喜捨をお願いします」と張り紙があった。摘発の容疑は宗教法人の賃借に絡む脱税だった。

「宿泊料の一部を“お布施”として非課税扱いにしており、約14億円の所得隠しを国税から指摘された。ラブホテルを経営する実質オーナーが、法人代表に名義貸しを持ちかけ、宗教団体を装って、税金逃れを企んだというものです」(全国紙記者)

 このケースは特殊としても、宗教団体の関連会社が、宗教とは無関係に思われる事業を展開している例は多い。PL教の関連会社が手がけるのは、なんとゴルフ場経営。富田林市の丘陵にあるゴルフ場「聖丘カントリー倶楽部」は、大阪市内から車で30分という好立地。日本女子プロ選手権の会場になるなど関西屈指の名門コースだ。この地にPL教が移転した50年代初めに造成された。経営は教団が100%出資する株式会社「光丘」である。関西のゴルフ場支配人が語る。

「教団施設の土地は1000万平方メートルと広大。施設を拡張するまで芝を張って整地しておいて、ゴルフ場を運営することにしたようです。そのおかげか、フェアウエーの幅が広い丘陵コースになった」

 光丘は4つのゴルフ場を経営する。企業情報によれば、2010年度の売り上げは約30億円、経常利益は約3億円に上る。

 立正佼成会は信者が安心して布教活動に精進できるためとして、保険会社「立花産業」を1964年に設立した。

「約400万人ともいわれる信者を顧客対象にする保険事業は、宗教団体にとって新たな成長ビジネスになると考えられています」(保険会社関係者)

 天理教は都内の関連不動産会社が「東京スイミングセンター」(豊島区)を運営。五輪金メダリストの北島康介らを輩出した名門スクールであり、一般向けのフィットネス施設も充実する。

※週刊ポスト2012年5月4・11日号



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