便所で台本書く放送作家 PC電源切れるとウォシュレット活用

NEWSポストセブン / 2012年5月4日 16時0分

 近年、友達のいない大学生は「学食で、1人で食事をしているところが見られたら恥ずかしい」という理由から、トイレで昼食を食べるという、いわゆる“便所メシ”を敢行しているという。この件に関する真偽のほどは不明だが、テレビ業界でも似たような現象が起こっているそうだ。あるテレビ局員がこう語る。

「トイレに行くと、ドアが閉まっている便所から、カタカタとパソコンを打つ音が聞こえてくるんです。おそらく放送作家が台本を書いているのだと思います」

 放送作家はテレビ局員ではないため、局内に席があるわけではない。通常は家や所属する作家事務所、もしくはファミレスで書く場合が大半だというが……。ある放送作家はこう漏らす。

「誰しもそうだと思うのですが、家で仕事をするのって、難しいんですね。かといって事務所に行っても、人はほとんどいない。以前は会議室やスタッフルームで台本を書いていたのですが、いろいろな仕事を抱えているので、誰かに会うと、『こっちもよろしくね』といわれる。便所なら、一人で集中して書けますからね」

 こうして“便所台本”が作成されるわけだが、ノートパソコンの電源が切れた場合には、どうするのだろうか?

「ウォシュレットのスイッチを抜いて、電源を差しこみます。そうすれば、充電がなくなっても安心です。僕が打っている横のトイレでも、カチャカチャとパソコンを叩く音がしていたことがありますよ」

 人と群れることを避け、孤独と向き合い、必死に台本を書く放送作家。彼らの努力なくして、番組は成立しない。



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