閉塞性動脈硬化症 足痛んでから一定距離歩くと歩けなくなる

NEWSポストセブン / 2012年5月20日 16時0分

 閉塞性動脈硬化症(ASO)は喫煙、肥満、運動不足、糖尿病などで動脈硬化が起こり、下肢の動脈の血管が詰まってしまい血液の流れが悪くなる病気だ。

 軽症の主な症状は、足が冷たい、しびれるなどだが、進行すると就寝時やじっとしていても足が痛む。一定距離歩くと足が痛くて歩けなくなる(間欠性跛行)といった症状も起こる。

 重症例では、足先の血流が途絶え、足趾が変色し潰瘍や最悪の場合壊疽を起こす。糖尿病の合併症として起こる潰瘍や壊疽は大半が痛みを感じないため、受診時に重症化していることが多い。

 日本医科大学付属病院再生医療科部長の宮本正章教授に話を聞いた。

「潰瘍や壊疽が起こった症例でも、2007年から医療用無菌ウジを使用したマゴットセラピーで治療し、成果をあげています。軽症はまず、薬物や運動療法ですが、中等症はカテーテル治療やバイパス手術など外科的治療を行なうこともあります。

 患者の身体的・経済的負担が大きく、膝下症例では再発し治療できない症例もあり問題でした。そこで患者に優しい治療法として導入しているのが、低出力体外衝撃波治療です」

 ASOは糖尿病の合併症として発症することも多く、再生医療科では循環器内科、形成外科などの医師が協力し、糖尿病ケアや動脈硬化検査と治療など全身血管病と認識し、トータルで患者に負担の少ない治療を実施している。

(取材・構成/岩城レイ子)

※週刊ポスト2012年5月25日号



【関連ニュース】

NEWSポストセブン

トピックスRSS

ランキング