別れた夫の年金 分割してもらうには離婚後2年以内に申請を

NEWSポストセブン / 2012年6月5日 7時0分

 長寿を全うするためには、体の健康とともに“家計の健康”も重要だ。そこで、年金相談のプロたちが、シングルマザーの悩みを診断。年金額を増やすための“処方箋”を交えてお伝えします。

 元専業主婦のAさん(45才)は、1年半前に夫と離婚。現在は、保険会社で正社員として働いている。子供はまだ中学生で、これから高校、大学受験を控えている。

「老後のために貯金など、とてもじゃなくて…前のダンナの年金がもらえるって聞いたことがあるんですけど、どんな手続きが必要ですか?」(Aさん)

 Aさんがあてにしているのは、2007年4月以降に離婚した夫婦が対象となる「年金分割制度」だ。妻が年金事務所に申請すると、結婚をしている期間の夫の厚生年金が分割されるようになる。分割された年金分は、妻が65才になってから、国民年金にプラスして支給される。

「申請する際には、基本的に夫の合意をとりつける必要があります。分割対象になる年金額は、結婚している期間が長いほど、大きくなります。離婚して2年以内に年金事務所へ申請しないと分割できなくなるので、注意してください」と話すのは特定社会保険労務士の長沢有紀さん。

 妻の場合、年金分割が適用されるのは、基本的にサラリーマンを夫に持っていた専業主婦だけ。共働きの妻は適用されないケースが多く、自営業の妻は対象外なので、こちらも注意が必要だ。

 離婚時の年金分割に夫が応じないようであれば、家庭裁判所に手続きし、調停などを経て分割割合を決めてもらうこともできる。老後に後悔しないために、できる手は打っておきたい。

※女性セブン2012年6月14日号



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