オバマ再選にFBのザッカーバーグが決定的な影響と専門家指摘

NEWSポストセブン / 2012年6月25日 7時0分

 世界的な超金融緩和によって溢れだしたマネーはこれからどこへ流れ込もうとしているのか。その先鞭を付けるのは機関投資家やヘッジファンドだが、その動向に詳しいパルナッソス・インベストメント・ストラテジーズ代表兼チーフ・ストラテジストの宮島秀直氏は、アメリカの「エグザバイト革命」に彼らは大いに注目していると指摘する。その恩恵をいち早く受けるのはどういう業種、企業になるのか、宮島氏が解説する。

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 目下の外国人投資家の最大の関心事といえば、徐々に近づきつつある米大統領選挙だ。直近の世論調査を見ると、現職オバマ大統領と対抗馬となる共和党ロムニー候補との支持率が、かなり接近してきた。オバマ再選を楽観視できる状況ではなくなっている。

 そもそも、オバマの支持率は3月末時点で40%台半ばと低迷していた。戦後に誕生した米大統領11人のうち、選挙が行なわれる年の3月末の支持率が50%以下で再選されたのは、ジョンソンのみ。そのジョンソンは、辛うじて再選を果たしたものの、低支持率での勝利のため、当選後、年末にかけて株価は下落し、経済運営が困難を極めたことで知られている。

 そこで、オバマ陣営としては、支持率を安全圏と呼ばれる50%台に早急に引き上げる必要がある。そのために、今後、大々的なテレビCMによるキャンペーンを展開すると予想されている。

 これは、2008年の大統領選挙における民主党代表選で、オバマがクリントンに勝った勝因が、テレビCMを中心としたメディア戦略にあったことを、選挙のコンサルティング会社であるキャンペーン・メディア・アナリシス社のアナリストが、ヒアリングで明らかにしたのだ。そして、大々的なテレビCMを展開するには、オバマ陣営の選挙資金に最低でも100億円程度の不足が生じると推計している。

 オバマ陣営は、その巨額の不足資金をどう調達するのか? 米民主党幹部と情報交換を活発に行なっている複数のヘッジファンドから、選挙資金の不足分は、フェイスブックの創業者であるマーク・ザッカーバーグがサポートをするというコメントが多数聞かれている。「オバマ大統領の再選にザッカーバーグが決定的な影響を与える」というのは、コンセンサスといっていいようだ。

 昨年の一般教書演説で、オバマ大統領は、「フェイスブックやグーグルなどのウェブカルチャーは世界の人々の人生を変える」と賛辞を送り、ザッカーバーグとの距離が急速に接近したと言われている。

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