500倍のレバレッジトレードも可能な海外FX デメリットは?

NEWSポストセブン / 2012年7月13日 7時0分

 昨年から今年にかけて、数多くの大手外資系FX(外国為替証拠金取引)会社が続々と日本に上陸している。そのため、口座開設や入金手続きが行ないやすくなり、カスタマーサポートも受けやすくなった。

 しかし、既存の国内FX会社との差別化が難しくなり、海外FXならではの個性が失われつつあることも事実。そこで、海外FXに興味があるトレーダー、および、これまでその存在を知らなかったトレーダーに向けて、改めてその魅力と注意点を紹介しよう。

 海外FXの最大の特長は、国内のFX会社に対する規制を受けない点だ。その結果、さまざまなトレードをすることができる。

 まず、なんといってもレバレッジ倍率が大きく違う。国内FXは度重なる規制強化を受けて、個人口座のレバレッジは25倍。しかし、海外FXでは、個人口座であってもレバレッジ500倍までのトレードを可能としているところもある。

 次は、システムトレード、特に『メタトレーダー4(MT4)』が使いやすい点。最近でこそ、大手国内FXは『MT4』を取り扱うようになったが、『MT4』に不可欠の自動売買ソフト『エキスパートアドバイザー(EA)』は、海外FXの方が簡単に利用でき、利用可能な『EA』の種類も多い。システムトレードを使った、国内FXでは認められていないトレード手法を提供する海外FXもある。

 また、これはあまり知られていないが、実は、海外FXは口座への入金方法が多彩である。通常の現金による送金に加えて、ペイパル、ウェブマネーなどを利用した、いろいろな方法を選ぶことが可能だ。中でも、注目したいのは、クレジットカードによる入金。ネットショッピングをするのとまったく同じ要領で、カード決済は「ショッピング」扱いで入金をする(「キャッシング」ではないことに注意)。

 カードの請求は、他の買い物などのカード利用と同じく、カード支払いの締日に集計され、引き落とし日に登録口座から引き落とされる。このクレジットカード入金を利用すると、送金手数料がかからないので、コスト的にも有利だ。

 一方、海外FXにもデメリットは存在している。

 最初に思い浮かぶのは、口座開設を含めたさまざまな手続きやカスタマーサポートが、英語だけしかないのではないか、という不安だ。たしかに、海外FXの中には、サイトの表記やカスタマーサポートを英語でしか行なっていないところもあるが、最近は、複数の言語で行なっている業者も増えている。特に、大手の会社は、日本語サイトを開設し、日本語でのサポート対応をしているところが多い。そうした業者の中から選ぶ方が無難だろう。

 また、海外FXの魅力として、国内の規制を受けないことを挙げたが、裏を返せば、企業としての安全性がわかりにくい、ということにつながる。国内FXについては、日本の金融庁が具体的に自己資本比率などによる規制を義務付けており、定められた数値が達成できなくなると、厳しい取り締まりの対象となる。では、海外FXの安全性はどうチェックすればよいのだろうか。

 ひとつには、その会社が本拠地としている国の金融機関の監督省庁の認可を受けているかどうか。認可を受けている会社であれば、サイトには必ず明記されているはず。もちろん金融当局の認可を受けていても、必ずしも安全性が担保されるわけではない。それは、日本でも、認可されているFX業者が、何社も経営破綻を起こしていることを見れば明らかだろう。であるからこそ、認可さえされていないところは避けるべきだ。

 また、会社の資産と顧客の資産を分けて管理・保全しているかどうかも大事(「分別管理」と呼ばれる)。分別管理されていれば、万が一、その業者が破綻した時でも、預けた資産が戻ってくる可能性が高い。さらに、日本の預金保険のように、第三者機関が証拠金の安全性を保証してくれるようなところであれば、万全といえよう。

※マネーポスト2012年夏号



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