みんなの党・維新の会・石原新党の「第3極」渡辺喜美氏語る

NEWSポストセブン / 2012年7月3日 16時0分

 民主党と自民党、公明党は増税法案成立へ突き進み、「増税翼賛会」と化した。仙谷由人・民主党政調会長代行は、「消費税増税と原発再稼働が選挙の争点にならないように連立が一番いい」とはっきり語り、自民党や公明党の幹部たちは、「総選挙後の大連立」にまで言及している。これでは有権者に選択肢が与えられない。

 この増税翼賛会の対抗勢力となる可能性があるのは、政界第3極しかない。渡辺喜美・みんなの党代表に、大阪維新の会、石原新党といった新たな政治勢力をどう結集するかを直撃した。

 * * *
――東京では、大阪維新の会に呼応して、石原慎太郎・東京都知事が新党に意欲を見せている。みんなの党、維新の会、石原新党という第3極結集はあるのか。

渡辺:石原新党が何を掲げるのかに注目したい。石原都知事の真骨頂は、青嵐会時代からの右寄りの保守政治家。一方、橋下(徹)さんは君が代斉唱などはあるが、必ずしも右寄りの政治家ではなく、非常に抑制の利いた思想・信条を持っているという印象だ。維新八策をレジメに行なわれた維新政治塾の外交・安保の講師陣の顔ぶれをみると思想傾向を読み取ることができるが、岡本行夫氏や北岡伸一氏というタカ派ではない人たちを選んでいる。

 外交・安保政策で橋下さんと石原さんがどこまで一緒にやれるのかという疑問はある。そもそも維新の会は、『消費税は地方の財源にすべきだ』と今回の増税に反対の立場だが、石原さんがそんな意見を持っているとは聞いたことがない。

――石原新党の推進役の園田博之・たちあがれ日本幹事長は、大阪維新の会、みんなの党などの結集を呼びかけているといわれる。

渡辺:次の選挙の争点は、増税や原発再稼働の是非になる。われわれは増税の前にやることがある、再稼働の前にやらなければならないことがあると言ってきた。たちあがれ日本の政策は、再稼働は賛成でしょうし、増税も必要と自民党に近い。石原さんがそういう人たちのトップに立って新党をつくっても、自民党や民主党との政策対立軸は生まれないのではないか。

――石原新党との第3極結集はできない?

渡辺:石原さんが増税反対とか、原発再稼働反対という主張をしているとは寡聞にして知らない。そこが一致しないと。

――みんなの党と維新の会は電力自由化推進で、その点は石原都知事と一致している。

渡辺:われわれは電力自由化アジェンダで、『東京電力は破綻処理すべきである、発送電分離を前提に売れる資産は売り払うべきだ』と主張している。そこまで徹底した自由化論に踏み込むのであれば話は進むかもしれません。石原さんは新党を立ち上げるとおっしゃっているから、新党が出来てどんな政策をやるのか話を聞いてみないことには、今の段階では判断できない。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
NEWSポストセブン

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング