愛甲猛 巨人軍選手の金銭感覚と原辰徳監督の後継問題を語る

NEWSポストセブン / 2012年7月18日 16時0分

 読売巨人軍・原辰徳監督1億円恐喝事件について、「野良犬野球評論家」愛甲猛氏が解説する。今回は「カネとプロ野球選手」がテーマだ。(聞き手=ノンフィクションライター・神田憲行)

 * * *
--一流選手にはタニマチというお金持ちの個人的な支援者がいて、ただで飲み食いさせてくれるという話ですが、タニマチはそんなことをして何のメリットがあるんですか。

愛甲:有名人と付き合っている見栄とか、周囲への影響力を誇示するとか。タニマチの人がゴルフコンペを主催して、野球選手と女子プロゴルファーをギャラ10万円とかで呼ぶの。そこで回るひと組ずつホスト・ホステス役で野球選手と女子プロがひとりずつ入るようにしておけば、参加者は大喜びでタニマチの顔も立つ。選手も小遣いで10万円貰えて喜ぶ。

--ゴルフして10万円は美味しいですね。

愛甲:俺らクラスで10万円、ジャイアンツだとわけが違う。俺がロッテ時代のサイン会のギャラが30万でロッテではトップの金額だったけれど、巨人なら1軍半とか2軍レベルとか(笑)。ただ1軍半でもロッテの1軍より有名人なんです(笑)。

 巨人の選手なんか勝った試合の賞金とかなんとかで、給料に手を付けずに生活できちゃうと聞きます。金銭の感覚が他の球団の選手とは違う。

--原監督の1億円という金額も、そういう金銭感覚から出てきたものなんですね。巨人は原監督は被害者という立場から責任を問わないことを表明しています。進退についてどう思いますか。

愛甲:このままずるずる監督やってたらいろんな人間の名前が出てきちゃう可能性もある。辞めることも勇気いるけれど、監督やり続けることも相当勇気いるよな(笑)

--かといって、代わりの監督がいるのでしょうか

愛甲:吉村(禎章、11年まで1軍コーチ)が残っていたら、絶対吉村。あんな人望あって教えるのが上手なコーチはいないよ。清原が唯一頭が上がらなかったコーチだから。今なら個人的な興味で、ノムさん(野村克也)かオチさん(落合博満)。あの巨人をオチさんが率いたらどうなるんだろう。

 国民的期待から言えば長嶋茂雄さんの電撃復帰とか。いまリハビリで6キロ歩いているらしいけれど、リハビリの距離じゃないよ、それ(笑)。ただまあ、現実的には斎藤(雅樹、現1軍コーチ)とか村田(真一、同)で落ち着くと思うけれどね(笑)。
 (終わり)



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