女子アナ新潮流、新人をいきなり看板番組に抜擢する理由

NEWSポストセブン / 2019年4月9日 16時0分

TBSに入社した近藤夏子アナ

 今年に入り、TBSの吉田明世アナやテレビ朝日の宇賀なつみアナなど人気アナウンサーのフリー転身が相次ぎ、女子アナの「タレント化」が一層進むこととなった。しかし、そんな人気アナたちも新人時代は“画面に映らない”様々な現場仕事をこなしていた。女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏は、新人女子アナの業務内容は局ごとに特徴があると指摘する。

「新人女子アナの“お披露目”の場といえば、やはりテレビ局が主催するイベントです。フジテレビは『お台場冒険王』、日テレは『汐留☆パラダイス!』、TBSは『夏サカス』と夏のイベントには新人女子アナは必ず駆り出されます。

 かつては、あの加藤綾子アナも、自身がMCを務める番組『カトパン』が出店する屋台の売り子を務めていました。1年目の新人ではありませんが、日テレは入社2~3年目の若手アナが東京マラソンに出場するケースが多いですね。いまでは大食いキャラの水卜麻美アナも2年目の時に出場しました」

 新人女子アナは入社後、各番組に配属されるが、その抜擢は「入社前」から決まっているものなのか。

「基本的には入社後に決まると思いますが、事前に抜擢されるケースも少なくありません。先日フリーに転身したテレビ朝日の宇賀なつみアナは、入社したその日に後にMCを務める『報道ステーション』のお天気コーナーに出演しています。

 最近で言えば同じくテレ朝で、異色の“毒舌キャラ”として人気の弘中綾香アナがまさにソレです。入社前から研修中の発言などが『面白い』とスタッフに評判だったため新人のうちからバラエティ番組に抜擢された。

 テレ朝はその傾向が目立ちますが、日テレも昨年は新人アナ2人をそれぞれ『行列のできる法律相談所』『世界まる見え!テレビ特捜部』という看板番組に抜擢しました。アナウンサーがタレント並みの人気を誇り、フリー転身が増えているので、新陳代謝を促すキャスティングが今後は主流になるかもしれませんね」(同前)

 それを象徴するのが、この4月にテレ朝に入社した元乃木坂46メンバー・斎藤ちはるアナが『羽鳥慎一モーニングショー』に早くも出演した件だ。斎藤アナは4月1日から番組に出演。いきなり“初鳴き”を済ませてしまったのだ。そして、同期入社で「2016ミス・インターナショナル3位」の下村彩里アナも『報道ステーション』の“お天気お姉さん”への抜擢が発表された。

「報道番組が強いテレ朝はこれまでクセのない上品なタイプを採用することが多かった中で、今年は乃木坂46の元メンバー、元ミス・インターナショナルと“派手”な印象です。しかも2人とも即看板番組に大抜擢。これは彼女たちの入社と入れ替わりで退社した宇賀なつみアナと小川彩佳アナの後継者と目されている証拠でしょう。両番組とも元々2人が担当していた番組です。新しいエースアナの育成が急務と認識しているのでは」(前出・丸山氏)

 フリー転身の“穴”を埋めたい思惑はTBSも同様のようだ。

「女子大生タレントとして活躍した近藤夏子が採用されました。TBSはテレ朝以上にフリー転身が相次いでいるため、こちらも新人への期待は高いでしょう」

 新たなる「エースアナ」の誕生は意外と早いかもしれない。

写真■ロケットパンチ

※週刊ポスト2019年4月19日号

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