初代「大阪都知事」 橋下氏でも松井氏でもない意外な候補者

NEWSポストセブン / 2019年4月16日 16時0分

初代大阪都知事は誰?(時事通信フォト)

 大阪ダブル選での圧勝から一夜明けた4月8日、大阪維新の会の「生みの親」である橋下徹氏がフジテレビ系の番組で「大阪都構想」実現に向けての新たな“宣戦布告”をした。

「全部立てていく。エース級のメンバーがもう準備できている」

 維新が次の衆院選で、公明党の現職がいる大阪、兵庫の6選挙区すべてに“刺客候補”を擁立するという意味だ。そして、刺客の1人に大阪市長から府知事に転じたばかりの維新のエース、吉村洋文氏の名前を挙げて驚かせた。

「知事になっても次の衆院選になったら、公明党を倒しに行く。公明党がちゃんと話をつけるのか」

 住民投票で都構想が可決されれば、大阪市の廃止と、新たに設置される4つの特別区への分割手続きに入り、「およそ3~4年後」には「大阪都」が誕生すると見られている。

 そのとき、特別区の区長選に合わせて都知事選も実施されることになるはずだ。2025年の大阪万博の「顔」にもなる初代大阪都知事の座に就くのは誰なのかが注目を集めている。

 新大阪府知事の吉村氏がそのまま都知事に就任するのか、それとも大阪市廃止で失職することになる松井一郎・新大阪市長か。

 あるいは、いよいよこの人の出番か。政界を引退して弁護士業に戻った橋下氏は現在、維新の役職を離れ、「法律顧問」という立場だが、テレビでの「全部立てる」「公明党を倒す」発言からも、いまなお維新の戦略立案を担う指導者的存在であることが窺える。

 振り返っても、松井氏と吉村氏が同時に辞任して入れ替わり出馬する大阪ダブル選挙の見通しを、今年1月のテレビ番組でいち早く指摘したのは橋下氏だった。

「初代大阪都知事は府市統合で肥大化する行政組織に大ナタを振るわなければならない。強いリーダーシップが必要で、それができるのは橋下さんしかいない」(維新関係者)

 政界復帰を求める声は根強く、都知事選びのキーマンであることは間違いない。だが、それは「橋下都知事」とイコールではないようだ。

「橋下氏は都構想が実現した後で自分が大阪都知事になる道は選ばないはずです。もっと大きな仕掛けを考えるのではないか」

 そう予測するのは政治ジャーナリストの角谷浩一氏だ。

「橋下氏は初代大阪都知事に東京に対抗するインパクトを求めるはずです。小池百合子・東京都知事は国政で環境相や防衛相、自民党三役を歴任し、総裁選にも出馬した経験を持つ。国会議員時代にルノーの社外取締役を務めるなど国際的な知名度もある。

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