野茂英雄氏の代理人が今明かす「MLB移籍への作戦A、B、C」

NEWSポストセブン / 2019年4月22日 7時0分

 そして作戦Cは任意引退が封じられた場合。米国で裁判を起こす予定でした。職業選択の自由に反すると、労働側が強いカリフォルニア州で訴えれば99%勝てるといわれていました。この作戦は半年ぐらいかかるが、日本ではもう少しイメージがよかったかもしれませんね。

 結局は当初の読み通り作戦Aが当たり、「契約しないと任意引退にする」というセリフが出た。球団は脅しのつもりが、野茂君が素直に応じたので困惑したみたいです。翌日、球団関係者やマスコミが任意引退の意味がわかって大騒ぎとなりました。

 ただ、ルールを守ったはずなのに我々はマスコミから大バッシングを受けました。これを覆すには成績を残すしかないと決意した野茂君は、1年目から素晴らしい活躍を見せ、日米で「NOMOマニア」という言葉が生まれるほどの人気を得たのは、周知の通りです。まあ、私はいまだに悪者ですけどね(苦笑)。

●取材・文/鵜飼克郎

※週刊ポスト2019年5月3・10日号

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