『俺スカ』白石麻衣 “黒一色”と“下ネタ”で挑む本当の意味

NEWSポストセブン / 2019年5月25日 7時0分

女優としての飛躍が期待される白石麻衣

 古田新太主演で話題を集めるドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)。この作品で、古田とはまた違った存在感を示しているのが乃木坂46の白石麻衣だ。女優として飛躍する大きなチャンスを迎えているという白石について、コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

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 元号をまたいだ今月上旬に、白石麻衣さんのセカンド写真集『パスポート』が25度目の重版を行い、累計36万部となったことが明らかになりました。2017年2月の発売から2年3か月過ぎての増刷は前代未聞であり、性別年代を問わない人気ぶりがうかがえます。

 これだけ人気がある以上、芸能活動が多様化し、なかでも女優としてのニーズが高まるのは必然。世間の人々と制作サイドの期待を受けて、今春は『俺のスカート、どこ行った?』に出演しています。

 ただ意外なのは、今作が民放プライム帯の連ドラ初レギュラーであること。これまでは深夜帯やゲスト出演が多かっただけに、今年8月で27歳となるタレントとしては、「今作が今後の試金石になるだろう」と言われているのです。

◆いい意味で浮く圧倒的なビジュアル差

『俺のスカート、どこ行った?』は、ゲイで女装家の主人公・原田のぶお(古田新太)が高校教師となって、型破りな方法で生徒たちの問題に向き合っていく学園ドラマ。白石さんが演じる里見萌は、「憧れていた教師になったものの、教育現場を目の当たりにして、完全に心がやさぐれてしまった反抗期全開教師」という主人公に負けない個性的な役柄でした。

 里見は、まだ教師2年目の立場であるにも関わらず、学校に遅刻し、集会で居眠りし、保健室で昼寝するなど、やる気のなさが際立っていますが、注目すべきは心の闇を感じさせる黒一色の服装。教師たちの中で異質な存在となっているほか、職員室では向かいの席で座り、朝礼では隣に立つなど、カラフルな服を好む原田とのコントラストになっています。

 そもそも白石さんには、非イケメン中年の古田さんが主演である分、「美しさ」「愛でる」という役割がありますが、大倉孝二さん、荒川良々さん、小市慢太郎さん、シソンヌじろうさんら教師役の俳優が並ぶと、そのビジュアル差は歴然。見る人の多いドラマでは「演技力以上に重要」と言われる視覚的な存在感が大きく、「いい意味で浮いている」「確信犯的に違和感を醸し出す」ことができます。

 もう1つ、里見のキャラクターを際立たせているのは、毎週のように発せられる下ネタ。原田の歓迎会で「ポコチンはどうしてるんですか?」「デカチンか~」と発したあとも、「ファイティンポ(ファイトの造語)」「きん(たま袋と言おうとしたところを遮られて未遂に終わる)」などのフレーズを繰り返しているのです。

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