DeNAラミレス監督、チームを復調させた「打順固定」の効果

NEWSポストセブン / 2019年5月27日 16時0分

ラミレス監督が「動かない」ことでチームも復調へ(写真:時事通信フォト)

 ラミレス監督の休養説まで飛び出していたDeNAが持ち直している。4月中旬から下旬に10連敗、5月初旬にも5連敗を喫するなど低迷していたが、オーダーを固定してから状態が上向いている(記録は5月26日現在)。野球担当記者が話す。

「5月8日以降、ソトが自打球の影響もあってスタメンを外れた12日の広島戦を除けば、1番・神里和毅、2番・宮崎敏郎、3番・ソト、4番・筒香嘉智、5番・ロペスという上位打線が固定された。これが復調の大きな要因でしょう」(以下同)

 5月6日までは12勝21敗と借金9だったが、現在の1~5番になった8日以降は7勝7敗とタイの成績に。その間、神里は3割1分1厘、1本、2打点、宮崎は4割、4本、10打点、ソトは3割2分6厘、3本、11打点と好調だ。

「筒香は2割8分3厘、2本、8打点、ロペスは2割6分3厘、4本、11打点ですが、ラミレス監督も『1番から5番は固まってきた』と話しており、今後はよほどのことがない限り、この打順で行くでしょう。4月は宮崎の絶不調、ソトやロペスも調子に乗り切れなかったため、ラミレス監督は中軸も何度も動かしましたが、力を発揮させるためには、相手や球場などの相性以上にルーティンが大事だと結果が物語っています。神里を除いた4人はタイトルホルダーですし、同じ打順でどっしり構えさせたほうがいい」

 ラミレス監督は就任2年目の一昨年はオーダーを固定し、クライマックスシリーズで阪神と広島を破って日本シリーズに進出した。しかし、昨年はスタメンオーダーを取っ替え引っ替えし、Bクラスに沈んだ。

「固定すれば『あの選手がいるのになぜ使わない』と批判され、日替わりオーダーにすれば『もっと落ち着け』と指摘される。外野は結果だけを見て言うし、プロスポーツですからファンから意見が出てナンボでもある。だからこそ、監督業は信念と柔軟性が必要になる。一貫性は大事だが、自分の言葉に縛られてしまうのも良くない。人は考え方が変わって当然で、それが成長でもある。ラミレス監督は頑固な面もありますが、失敗したら反省して切り替えられる」

 セ・リーグは序盤、調子が上がらずに最下位の時期もあった広島が4月下旬以降、盛り返して首位に。この間まで首位争いをしていたヤクルトがケガ人の続出もあって、5位まで転落。混沌とした様相を呈している。

「どのチームも戦力が拮抗している証拠でしょう。DeNAは3位・阪神と6.5ゲーム差ありますが、Aクラス入りの可能性は十分ある。どのチームもそうですが、交流戦がポイントになる。DeNAはラミレス体制になってから交流戦で大崩れはしていない。DHが使えることも打撃陣のコマが揃っているDeNAにとってはプラス材料。ラミレス監督がこのままオーダーを固定していけば、1か月も経てば、Aクラスにグンと近づいているかもしれません」

 はたして、交流戦後のセ・リーグの順位はどうなっているか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング