高島礼子が喜劇初挑戦「常に変化する台本を見ながら必死に」

NEWSポストセブン / 2019年6月4日 16時0分

女優人生初の喜劇に挑む

 1988年に女優デビューして以来、高島礼子(54)は、『極道の妻たち』(東映)で4代目“極妻”、『精霊の守り人』(NHK)で老婆トロガイ役、新しいところでは今秋公開予定の映画『アパレルデザイナー』でのファッションデザイナー役など、多種多様な作品でさまざまな役柄を演じてきた。だが、そんな彼女が経験していなかったものがある。「喜劇」だ。

 俳優・三宅裕司が構成・演出を務め、実力派喜劇人たちが集う舞台『熱海五郎一座 翔べないスペースマンと危険なシナリオ~ギャグマゲドンmission~』(新橋演舞場・5月31日~6月26日)で、高島は人生初の喜劇に挑戦する。演じるのは天文学者の役。30日後に日本に隕石が衝突することがわかり、それを防ぐため招集された個性的なメンバーとともにドタバタ劇を繰り広げる。

「コメディ、コント、喜劇──それぞれ具体的に何が違うのか答えられないくらい、私はまだ“笑い”というものをわかっていません。座長の三宅さんから『お客様が笑うのは息を吐くとき。笑わせるためには息を吸わせないといけない。それが演技の溜めや間になる』と教えていただいて、そこまで計算しつくされているんだと驚きました。

 それに初めて喜劇を見たときに、すごく楽しくて良い気持ちで帰った記憶があるんですね。人をそういう気分にさせてくれるのはとても素敵なこと。今回、こうして一座に参加することができて光栄ですし、喜劇初挑戦の私と、共演者の橋本マナミさんが見どころと思っていただけるよう頑張ります」

 ただ、始まった稽古は、想像を超えるものだった。

「私は舞台に出る時は、稽古初日までには台本をきっちり覚えて挑むタイプ。でもここでは毎日台詞が変わって、新しいページがどんどん差し込まれるので、常に変化する台本を見ながらの稽古なんです。ご迷惑をかけないよう、必死に目で追っています」

 台本は客の反応を見ながら、千穐楽まで変わり続けるという。“笑い”には、絶対の正解はないからだ。

「笑いはお客様の反応ありき。ただそのお客様は、公演の約1か月の間に毎日変わります。だから色んな笑いがあり、それに臨機応変に対応できるよう稽古するんです。

 意識しているのは台本に書かれている以外のことを発想すること。普通は台本に書かれている範囲で、自分で芝居をつけていくんですが、今回は面白いと思うことをやってみて周りに見てもらって、『それ面白い、採用』『それは違うかな』と台本が決まっていく。これまで人を笑わせることを狙って芝居をしたことがないので新鮮ですし、公演が始まればお客様の生の反応がダイレクトに伝わってくることに、今からドキドキしています」

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