熟年夫婦がしてはいけないこと 毎日一緒の食事やペット飼育

NEWSポストセブン / 2019年6月12日 16時0分

寝室を別にするぐらいではダメ(イラスト/藤井昌子)

 長年連れ添った夫婦でも、夫が働いているうちは一緒に過ごす時間はそれほど多くなかった。しかしリタイアした途端に夫婦だけの時間が延々と続く。それは、夫婦水入らずの幸せのはずだが、時として息苦しさを伴うこともある。

 熟年夫婦のストレスを緩和するためには、「絶妙な距離感」と「生活の工夫」が必要だ。

◆毎日一緒の夕食は妻の負担が増す

 元メーカー勤務のAさん(64)は「朝食は一緒、夕食は別々」にしている。

「定年後に嘱託で仕事をしていますが、“夕飯は別々に”と決めています。現役時代はとても夕食時には帰ることができなかったが、今はだいたい帰宅できる。

 しかし妻にとっては“夕食のメニューをどうするか”“夫は何時頃帰ってくるのか”と考えるのが負担になるようなんです。そのかわり、毎朝決まった時間に二人で朝食を取るように決めています。夕食を共にするのは土日くらいですね。妻も、気軽に友人とお酒を飲みに出かけられると満足気です」

◆台所に並んで立つことがケンカの種に

 家事を妻と分担しようとするのは大事だが、夫婦で料理を一緒に作ろうとするのはおすすめできない。元自動車メーカー勤務のBさん(66)の場合。

「私が料理を作るのには、妻も賛成なのですが、私の段取りや後片付けの仕方の粗さが目について、どうしてもイライラしてしまうようです。だから、私が料理を担当する時は、妻は食べるだけ。週1回担当していますが、食材や献立を話し合うようになって、夫婦の会話も増えました」

 夫婦問題カウンセラーの立木ミサ氏が語る。

「お互いのやり方に口を出さないよう、“妻が料理と洗濯なら、夫は掃除全般”など、完全分業にしたほうが無難です。そして、相手の担当範囲には、決して口出しをしない。これで、余計なぶつかり合いを避けることができます」

◆ペットを飼うと世話の負担が不公平に

 子供が独立したら、今度はペットを飼って愛情を注ぎたい──そう考える夫婦は多いだろう。

「でも、これがまたトラブルの原因なんです」

 そう話すのはリタイアしたばかりの夫を持つC子さん(58)だ。

「最初は犬の世話の分担を決めていたのに、結局、夫は私が言わないと自主的にやりません。気が向いた時だけ、ご飯をあげたり、散歩をしたり。トイレの始末やシャンプーなどは“俺には無理”と手を出そうともしません。この歳になるまでペットを飼ったことがなかったので、大変で大変で負担ばかりです。子はかすがいですが、ペットはかすがいになりませんでした」

 中途半端な覚悟なら犬や猫には手を出さないほうが賢明だ。

◆クローゼットの共用は臭いトラブル発生

 夫の臭いに、妻は敏感なものだ。

「タバコの臭いや加齢臭が私の服に移りそうでイヤなので、クローゼットは別にしています。夫は夫で、私の香水の香りがあまり得意でないから助かっているみたいですけどね」(67歳の主婦・D美さん)

 当然、「洗濯も別!」なんだとか。

※週刊ポスト2019年6月21日号

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