新宗教逆風の中で「真如苑」の信者数が増加している理由は

NEWSポストセブン / 2019年7月20日 16時0分

真如苑(東京都立川市)

「創価学会」「幸福の科学」を筆頭に、「真如苑」「生長の家」「世界救世教」「天理教」「PL教団」「仏所護念会教団」「立正佼成会」「霊友会」を加えた計10団体が日本の代表的な新宗教と位置づけられるが、全体を見渡せば縮小傾向と言わざるを得ないのが現状だ。信者数が軒並み減少しているのだ(各画像参照)。

 各教団側も手をこまねいているわけではないが、勢力回復策が上手く奏功しない例も多々見られる。

「生長の家」は創始者・谷口雅春氏(1893~1985)の存命時は「愛国教団」として知られ、保守系市民団体「日本会議」結成の原動力となった。しかし2008年に3代目総裁に就任した谷口雅宣氏は、新機軸を求めて環境運動に注力。教団の保守色も薄まり、現在では安倍政権批判を口にする。生長の家の元信者は言う。

「もう今の教団は、我々が信じた生長の家ではない。そう愛想を尽かして、私のように脱退した古参信者が多数います」

 新宗教を取り巻く“逆風”の中で、増加傾向を見せているのが「真如苑」だ。信者数はこの10年で87万人から93万人に増加。このままのペースでいけば10年後には100万人の大台に乗る。信者の活動は「接心」と呼ばれるカウンセリングがメイン。政治への関心は低く、“厳しい修行”や生活への縛りもほぼない「現代人のニーズにマッチした新宗教」と言われる。

 ただしその真如苑にも後継問題を不安視する信者もおり、今後の見通しは甘くない。逆に言えばそのほかの教団も“新たなカリスマ”出現で復活する可能性を秘めているのが、新宗教の世界である。

※週刊ポスト2019年7月19・26日号

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