韓国で不買運動対象のユニクロ、6年連続シェア1位

NEWSポストセブン / 2019年7月22日 16時0分

不買運動の様子(写真/EPA=時事)

〈日本製品不買〉こんな文字が躍るビラを手にした数十人が、次々と段ボール箱を踏み潰す。その箱の表面には、トヨタ、ホンダ、ソニー、ユニクロなど、名だたる日本企業のロゴが貼りつけられている。アサヒビールやマイルドセブン、デサントといった文字もみられた。

 7月5日、ソウル市内の旧日本大使館前で、日本製品の不買を訴えるデモが行なわれた。日本政府が対韓輸出の管理強化を実施した7月4日以降、韓国内では反日感情が高まり、韓国の世論調査では、日本製品の不買運動に「現在参加している」との回答が48%に達した。

 だが現実には、「メイドインジャパン」は、韓国人の生活とは切っても切り離せない。その代表例がビールだ。

「韓国産のOBビールやハイトビールは味が薄く、焼酎と割って飲まれることが多い。一方で日本のビールは味が良いと大好評で、韓国のコンビニ3社の輸入ビールの中で最も売れています」(在韓ジャーナリストの藤原修平氏)

 日本の国税庁によると2018年の日本産ビールの輸出総額は128億7400万円で、うち韓国には全体の6割を占める78億7900万円が輸出された。

 日頃から韓国内で親しまれている商品だけに、ひとたび不買運動が始まると目をつけられやすい。

 13日付の朝鮮日報によると、「韓国大手コンビニエンスストア『GS25』が分析したところ、日本政府の輸出規制発表後から10日間で日本のビールの売り上げが19.4%減少したことがわかった」と報じた。

 同じく不買運動の煽りを受けたのがユニクロだ。ソウル経済新聞によると、不買運動開始後の1週間で売り上げは17%減少した。

「ただし、これもビールと同じで人気の裏返しです。庶民的なアパレルブランドがない韓国でユニクロは2013年から6年連続でアパレルシェア1位を更新中で、韓国ファッションブランド史上初の年間売上高1兆ウォン(約1000億円)も達成しています。中でもフリース、ウルトラライトダウン、ヒートテックは大人気です」(藤原氏)

※週刊ポスト2019年8月2日号

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