高成長企業に毎月3万円積立投資すれば20年で8000万円超も

NEWSポストセブン / 2012年9月15日 7時0分

 成長力は銘柄選びの重要ポイントではあるが、では、爆発的な成長力のある銘柄が最強かといえば、そうではない。瞬間風速的な成長力はなくとも、長期にわたって安定して高成長を続ける銘柄に投資すれば、指数をはるかに上回るパフォーマンスが期待できる。

 実際、コカ・コーラやP&Gなど、長期にわたって高成長を維持し、増配を繰り返してきた株は、たしかに存在する。では、そうした“未来のコカ・コーラ”ともいうべき「世界最強の個別株」を具体的にどう探していけばいいのか。海外投資のカリスマ、グローバルリンクアドバイザーズ代表の戸松信博氏が解説する。

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 今回は、世界に上場する6万7413銘柄のなかから、「未来のP&Gやコカ・コーラ」のように、不況をものともせずに上昇を続ける銘柄を探るため、以下の選定方法を用いた。

■銘柄選定方法■
【1】ROE(株主資本利益率)=20%以上。
【2】自己資本比率=40%以上。
【3】過去5年間の年間平均売上高成長率、年間平均利益成長率、年間平均1株当たり配当成長率がともに20%以上。
【4】時価総額=10億ドル(約800億円)以上。
【5】市場占有率が1位であり、かつその市場自体が今後も大きな成長が期待できること。

 まず財務面でいえば、ROE20%以上という高い収益性を誇り、自己資本比率40%以上という財務の健全性を持ち合わせていること。業績は、リーマン・ショックや欧州危機に見舞われた過去5年間で見て、P&G同様、売上高、利益ともに年平均10%以上の成長を続けていることを条件とした。

 また、資産を増やしていくためには配当を再投資して複利で回した方が最終的なリターンはより大きくなる。過去5年間で年平均20%以上の増配を続けてきた銘柄は今後も期待できるだろう。さらに、小型株では業績推移が不安定になるリスクが高いため、時価総額10億ドル以上で、かつ成長市場で圧倒的なシェアを持つ企業に絞り込んだ。

 万全を期すために、チャートの形状の美しさにもこだわった。それは「長期トレンドを示す200日移動平均線が基本的に上向いており、株価も同平均線をサポートラインとして過熱感なく右肩上がりのきれいな上昇トレンドを描いている」というものだ。なお、日本から直接投資できる個別銘柄でなければ意味がないので、日本の証券会社で購入可能な銘柄に限定した。

「安定的に高成長が望める」という、一見矛盾するような条件をクリアするためには、このように業績や財務の数値だけでなく、規模や競争力、株価推移まで見ていかないと難しい。

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