中小型株で勝率上げる5つのスクリーニング法を株専門家解説

NEWSポストセブン / 2012年9月14日 7時0分

 東証株価指数が10年で26%下落している間、上場全銘柄の約6割が上昇しているというデータがある。その上昇銘柄の96%が時価総額300億円未満の中小型株だ。とはいえ、損する確率は限りなく低くしたいというのが人の常。中小型株に絞った上で、もっと勝率を上げる方法はないものか。

 個人投資家向けに投資情報を提供するカブ知恵代表取締役の藤井英敏氏が、スクリーニング法をアドバイスする。藤井氏が絞り込み条件に挙げたのは、以下の5つだ。

■時価総額が30億円以上で200億円以下
■自己資本比率が40%以上
■売上高経常利益率が8%以上
■自己資本利益率(ROE)が8%以上
■13週移動平均線からの株価乖離率がプラス5%以上

 まず、時価総額が30億円未満だと倒産リスクが高いので避ける。その上で、「より高いリターンを狙うなら、中小型株の中でも、わずかな資金流入で株価が大きく動く、時価総額200億円以下の小型株狙いに徹した方が投資効率はいい」(藤井氏)という。

 とはいえ、時価総額200億円以下であっても、やはり倒産リスクが懸念される。そこで、返済不要の自己資本が総資産の何%を占めるかを示す自己資本比率をチェックすべきだという。

「この数値が40%以上あれば、当面は倒産の心配はない優良企業とみなせる」(藤井氏)

 売上高経常利益率は、経常利益を売上高で割って算出し、きちんと利益を確保しているかという企業の総合的な実力を見る指標。

 藤井氏によれば、「これが8%以上であれば、割のいい商売を行なっていて収益体質に懸念はないと考えられる」とのことだ。

 自己資本利益率は、どれだけ効率的に資本を活用できているかを見る指標で、「これが8%を超えていれば、相当効率的な経営だと判断でき、今後も成長が期待される」(藤井氏)という。

 さらに、銘柄の中期的な株価の方向性を分析できる13週移動平均線という指標に着目する。

「現在の株価水準が、この移動平均線からプラス5%以上にあれば、この銘柄は上昇トレンドに入っており、需給関係もよく、今後も買われる余地が高いと判断できます。逆にこのラインを下回ったら、ただちに売る。値動きが激しい小型株の損切り時の目安にもなります」

※週刊ポスト2012年9月21・28日号



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