医師200人が選ぶ「受けたい検診・検査」の1位は

NEWSポストセブン / 2019年9月1日 7時0分

検査を推奨する側である医師が受けない検査とは

《乳腺の超音波検査により胸に腫瘍が見つかって、精密検査が行われた結果、乳がんが発見された》

 宮内庁が上皇后美智子さまの「定期検診」の結果を発表したのは、8月9日のこと。ステージこそ発表されていないものの、比較的早期であったため転移の可能性は低いとみられ、9月以降に入院・手術が予定されている。美智子さまは10年以上にわたって乳腺検査の定期検診を受けてこられたというが、前回の検査では、がんらしきものは見つかっていない。つまり今回、早期発見できたのは定期的に検診が行われていたことの賜物だったともいえるだろう。

 しかし検診さえ受けていれば絶対に安心であるとは言いきれない。実際、東京・杉並区の肺がん検診を受けていた40代女性のがんが2014年、2015年と複数年にわたって見逃され、2018年6月に死亡するという痛ましい事件も起きている。

 受けなければ病気は見つからないが、受けても見落とされたり、そもそも意味のない検診だったりすることもあるうえ、多くの種類の検診を受ければそれだけお金もかかる。私たちはどう取捨選択すべきなのか。

 もちろんかかりつけ医など信頼できる医師がいれば尋ねるのも手だが、常に本音が聞けるとは限らない。都内のあるクリニックに勤務する医師が声を潜めて言う。

「医療といえども利益追求型ビジネスの1つであり、採算が取れなければ成り立たない。検診や検査は、ある意味で病気にかかっていない人を医療機関に足を向けさせることにつながる、いわばお客さんを獲得するための場。

 口の悪い関係者は新たな患者を釣り上げることから検診を“釣り堀”と呼ぶ人もいます。『念のために』という言葉とともに、本来ならば必要ない検診・検査を受けさせられるパターンも多いのが現状です」

 私たちの不安につけ込む悪質な医療関係者もいるということだ。ならば、医療の専門家である医師たち自身は、どう選んでいるのか。

 女性セブンは、医師200人を対象に、医師自身が「受けたい」「受けたくない」検診・検査は何なのかを徹底取材した。幅広い診療科の医師が匿名を条件に答えたアンケートを読み解くと、検診・検査における私たちがとるべき“最適解”が見えてくる──。

【調査方法】
〇医師200人が明かす『受けたい検診・検査ランキング』
 医師200人が「医師として自分が受けたい、もしくは受ける必要があると考える検診・検査」の項目を推奨度順に3つ回答。推奨度が高い順番に3点、2点、1点とポイントをつけて計上した。なお、肩書の「その他」は所属する科がなかったり、現在研究機関に勤務していたりするなどの医師。

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