巨人、将来の「阿部監督」に備え内海や長野の再獲得視野か

NEWSポストセブン / 2019年10月7日 16時0分

「阿部監督」も遠くない?(写真/時事通信フォト)

「日本一になって、嬉し涙で終えられたら」。今季限りでの現役引退を表明したプロ野球・巨人の阿部慎之助(40)は、リーグ優勝の祝賀会でそう決意を述べた。

 巨人番記者が語る。

「阿部の引退会見に集まった坂本勇人(30)、中央大学の後輩である亀井義行(37)や澤村拓一(31)らを中心に、選手には“阿部さんの引退を有終の美で飾りたい”という思いが強い。原辰徳監督にとっても、自身が率いた2012年シーズン以降、遠ざかっている日本一奪還は悲願です」

 祝賀会で渡辺恒雄・読売新聞主筆は、「年内に“本当の優勝”をしていただきたい」とハッパをかけた。

 そんな中、最大の不安要素が、原監督の甥でエース・菅野智之(29)の状態だ。

「今季苦しんだ腰痛の影響でCSの登板が危ぶまれています。原監督は『出場できるかできないか、智之が判断する』と一任していますが、頭の中では“2014年の悪夢”がよぎっているのではないか。2位の阪神に7ゲーム差をつけてリーグ優勝したのに、CSでは右肘靱帯損傷のケガで菅野を欠き、阪神に敗退した。今季最多勝の山口俊(32)や若手の桜井俊貴(25)、戸郷翔征(19)らでカバーできるかにかかっている」(同前)

 投手陣をリードする「正捕手問題」も混沌としたままだ。

「FAで加入した炭谷銀仁朗(32)は西武時代からポストシーズンの経験が豊富です。一方、小林誠司(30)が正捕手に定着したのは2016年シーズンからで、日本シリーズ出場経験はなし。短期決戦の経験は捕手にとって大きく、原監督がどちらにマスクを任せるかに注目が集まります」(同前)

 正捕手の育成は、近年の巨人の大きな課題だった。巨人に近いスポーツジャーナリストが言う。

「阿部のコーチ就任が有力視されるのは、原監督が後継者としてだけでなく、正捕手の育成も託したいとの思いからでしょう。阿部を支える“懐刀”として、長年自主トレをともにした内海哲也(37)、長野久義(34)を将来のコーチ含みで再獲得するという話まで出ている。過去にも高橋由伸監督時代に、FAの人的補償で流出した“由伸派”の脇谷亮太を連れ戻した前例がありましたからね。

 同時に、実績があるコーチとしてヤクルトを退団した石井琢朗氏の招聘に向けて動いている。広島の打撃コーチとして3連覇の土台作りに貢献したと定評があり、阿部のサポート役を任せたい意向があるようです」

※週刊ポスト2019年10月18・25日号

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング