即位パレードの延期、美智子さま誕生日行事延期が影響か

NEWSポストセブン / 2019年10月24日 7時0分

即位正殿の儀にて御帳台に昇られた雅子さま(撮影/JMPA)

 天皇皇后両陛下がお姿を見せられる直前、しとしとと降る雨がやみ、雲の切れ間から宮殿に光が差した。その瞬間、東京都心、まさに皇居の上空には、新時代の訪れを祝う美しい虹が架かった。

「国民の叡智とたゆみない努力によって、我が国が一層の発展を遂げ、国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを切に希望いたします」

 10月22日13時過ぎ、陛下が即位礼正殿の儀にて、国内外に即位を宣明され、決意を述べられた。国内外から参列した約2000人が見守った。

「午前7時過ぎ、皇居に入られた雅子さまは、雨にもかかわらずお車の窓を全開にされ、光り輝く笑顔を見せられていました。夜に開かれた国内外の招待客を招いての『饗宴の儀』でも、雅子さまはにこやかにおもてなしをされていました」(皇室記者)

 雅子さまは御所へと帰られる深夜まで、堂々としたお姿を見せられた。今回の成功を支えたのは、関係者らの入念な準備もあったという。

「これほど多くの海外からの要人が一堂に会するケースは極めて珍しいものです。当日は都内で2万6000人の警察官が警戒に当たっていました。準備段階から全国の警察官が応援に集められ、なかには警備が終わり次第、台風で大きな被害を受けた地域に向かう人もいたようです」(別の皇室記者)

 祝福ムード一色の中で、令和皇室が新しいスタートを切った。それは、昭和天皇の崩御によってなされた平成への御代がわりとは違い、今回は約200年ぶりに生前退位が実現したことも大きいだろう。上皇陛下と天皇陛下がいらっしゃる令和の天皇家。そうした新しい皇室の在り方ゆえに、宮内庁内部には戸惑いの声も少なくなかった。

 そうした不安の声が、このたびの即位の礼で、にわかに表面化することになった。

◆政府には「パレード行うべき」の声も

 当初、即位礼正殿の儀の直後には、国民に直接お披露目するパレード「祝賀御列の儀」が予定されていた。しかし、10月中旬に中部から東日本を縦断した台風19号の甚大な被害を考慮して、11月10日へ延期になった。元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司さんが説明する。

「即位礼の警備のため、都内には全国から応援の警察官が入る予定でした。祝賀御列の儀が挙行されれば、行方不明者の捜索や復旧活動に従事している警察官の数が少なくなる可能性もあったわけです。しかし、延期された結果、応援の警察官の数は大幅に減員され、被災地の警察からの応援は無しとなりました。被災地で活動している警察官が即位礼のために少なくなるというのを避けるため、災害発生からできるだけ先で、かつ11月14日の『大嘗祭』の前ということで11月10日に延期となったのでしょう」

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