叶井俊太郎氏、再婚時一緒に住むか離れるかは子に決めさせる

NEWSポストセブン / 2019年11月6日 16時0分

叶井さんは娘の友達やママ友との関係も良好という(撮影/矢口和也)

 離婚率が高まる中、子供を連れての再婚も珍しくなくなった。夫婦のどちらか、または両方が子連れで再婚した家庭を「ステップファミリー」という。現在は結婚する男女の4組に1組が再婚で、学校の1クラスにつき1、2組はステップファミリーがいるイメージだという。

 今後さらに増えていくだろうことが予想されるステップファミリーだが、著名人はどのように新たな家族の形をつくっているのだろうか。

 映画プロデューサーの叶井俊太郎さん(52才)は2009年9月、「くらたま」の愛称でおなじみの漫画家・倉田真由美さん(48才)と結婚。同年11月に長女が誕生した。
叶井さんはバツ3で、バツ1の倉田さんには小4の息子がいた。

「義理の息子はそれまで、妻の両親と一緒に福岡に住んでいましたが、結婚をきっかけに東京で一緒に暮らすことにしました。事前に会ったことは一度もなく、ある夜、自宅に帰ったら初対面でいきなり『お父さん、よろしく』と言われたのでびっくりしましたよ」(叶井さん・以下同)

 継父と継子の間のわだかまりはほぼなかったが、博多弁が抜けない息子は、東京の小学校でいじめられた。見かねた叶井さんは、「息子というより、男としておれが育てなければ」と立ち上がる。

「クラスメートにカツアゲまがいのことをされて、泣いていたんです。環境が変わっていじめられるのはかわいそうですが、あまりに弱すぎるので、空手教室に通わせました。『いじめられたり、カツアゲされたら相手を殴っていい。おれが許す』と教えて。

 塾や英語のレッスンにも通わせたし、『そんなんじゃモテないぞ』と、おれの行きつけの美容院に連れて行って、服装もすべてコーディネートしました。息子は全部、嫌そうにしていましたよ(笑い)」

 送り迎えはすべて叶井さんが担当し、2人で並んで自転車で走った。「他人の子供は他人」という考えを持つ叶井さんだが、息子との関係は希薄になるどころか、「スパルタ」だった。

 しかし、その生活は1年しか続かない。長男がどうしても東京になじむことができず、「福岡に帰りたい」と泣きながら訴えたのだ。

「小学校だけでも東京で卒業することを提案したけど、息子の気持ちは変わらなかった。くらたまとも話し合って、5年生になるタイミングの春に福岡へ帰しました。それからは一度も会っていません」

 義息との1年間の暮らしで、ステップファミリーの間には子供の「逃げ場」となる場所を持っておく重要性を学んだという。継親と継子が必ず同居することが、家族の正解ではない。

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