MNP転入者数12か月連続1位 KDDI躍進の要因とこれから

NEWSポストセブン / 2012年10月11日 16時0分

 10月5日に電気通信事業者協会から、携帯各社9月の契約数が発表された。他社キャリアから乗換えるナンバーポータビリティ(以下、MNP)は、95,300件の転入超過でKDDIが12か月連続1位となった。

 人気機種iPhoneというキラー端末の導入といった追い風が大きな要因だが、同じiPhone、しかも先行投入したソフトバンクモバイル(以下、SBM)との激しいシェア争いの中、KDDIがMNPトップを走り続ける要因はどこにあるのか? さまざまな立場の人に話を聞いた。

 まずMNPが進んだ要因ついて、ケータイジャーナリスト・石川温氏は「ケータイ時代は、メルアドに縛られており、どうしても他キャリアに乗り換えというのに抵抗を感じてしまっていたが、スマホ時代になり、気軽に乗り換えられる環境が整ってきたというのが大きい。

 ひとつは、LINEというサービスが登場し、キャリアは関係なく、テキストメッセージを送れるようになった。また、LINEユーザーでなくても、SMSによって電話番号を使って、ショートメッセージが送れるようになったのもプラス材料。キャリアが変わってしまっても、SMSで最低限のやりとりはできるし、新しいメアドをSMSで聞くことも可能。そうしたことから、MNPしても不便ではなくなりました」と、携帯電話でのコミュニケーションの変化を挙げる。

 また各社がMNP利用者を取り込むための施策が、通信料金をできるだけ節約したいユーザーの心理にフィットし、MNPの利用活性化に繋がっているようだ。
「料金面では、各キャリアがMNPを利用すると『2年間基本料金が無料』といったキャンペーンを展開しているのが大きい。縛りが終わる2年ごとにキャリアを買えていくと、一番お得に使えるようになります」(石川氏)

 iPhone 5発売後も、MNP1位を獲得して弾みをつけるKDDIの広報担当者は、今の流れや新機種の特徴などについてこう語る。

「料金面ではSBMとほぼ横並びの中、テザリングなど付加価値の機能がある点を評価していただけたのではないでしょうか。iPhone 4Sの際は、いくつかの機能対応が販売開始に間に合わなかったこともあり、ユーザーの方に機能面で劣っているという印象を与えたという反省がありました。その分も含めて今回のiPhone 5販売開始にあたっては、先行して多くの機能が発売に間に合うよう、技術陣が努力したことでユーザーの方々にご支持いただけたと考えています。

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