明生、剣翔、照強ら九州場所で注目のガチンコ平幕力士たち

NEWSポストセブン / 2019年11月19日 7時0分

炎鵬は各界きっての人気者(時事通信フォト)

 両横綱が休場した大相撲9月場所、優勝争いに絡んで二桁勝利をあげた明生(前頭2、24)は気鋭の若手の筆頭格だ。

「奄美大島出身で、小学6年時に全国大会優勝を経験。中卒で入門したが、初土俵を踏むはずだった2011年3月の春場所が八百長問題で中止となり、5月にNHK中継もない技量審査場所で初土俵を踏んだ。それだけに、ガチンコを貫くことに人一倍の思いがある。立浪部屋の弟弟子で、朝青龍の甥っ子である豊昇龍(十両13、20)が成長して稽古相手ができたこともあって、一気に力を伸ばしている」(担当記者)

 今場所2日目に白鵬から金星をあげた大栄翔。

「剣翔(前頭7、28)をはじめ、角界の“最大学閥”である日大出身の力士が多い追手風部屋の所属で、色々としがらみがあるのではと心配もされてきたが、最近では埼玉栄の後輩であるガチンコの貴景勝(大関、23)に感化されているようで、上位陣には激しい相撲を見せて結果を残している」(同前)

 平幕力士のなかでも一番人気といえば、花道に姿を見せるだけで声援が飛ぶ炎鵬(前頭6、25)だろう。幕内最軽量の168cm、99kgの体格ながら、2場所連続で勝ち越しを続けている。

「力士が大型化するなかで活躍する小兵の姿は“技のデパート”として人気を博した舞の海(元小結)を彷彿とさせます。しかし、立ち合いで“お見合い”となることが多かった舞の海に対して、炎鵬はどんな相手にも真っ向からぶつかって変化をしない。当たってから背後に回って送り出したり、相手の懐に潜り込んでの下手投げや右からのひねりで仕留める。その取り口から“ひねり王子”と呼ばれています。平幕力士のなかではダントツに懸賞金が多く、対戦相手も必死で潰しにくるだけにケガが心配です」(若手親方)

 同じく小兵(169cm、116kg)ながら土俵を沸かせるのは照強(前頭14、24)だ。

「淡路島出身で、阪神淡路大震災の当日の生まれということで南あわじ市のふるさと応援大使に任命されています。中卒で入門し、すぐに幕下に上がったものの、十両に上がるまで5年かかった苦労人。水戸泉(元関脇、現・錦戸親方)を思い起こさせる大量の塩を撒く仕切りが人気で、“新ソルトシェーカー”の異名を持ちます。スタミナ抜群で稽古熱心。伊勢ヶ濱部屋の先輩で40歳まで現役を続けた安美錦(元関脇、現・安治川親方)を心から尊敬しているそうです」(同前)

◆白鵬に“反抗”した度胸の持ち主

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