山口俊、巨人初のポスティング容認で菅野智之はどう動く?

NEWSポストセブン / 2019年11月26日 7時0分

投の柱が米行きを表明(時事通信フォト)

 巨人史上初となるポスティングシステムでのMLB挑戦を表明した山口俊(32)。今季15勝をあげた勝ち頭の流出は痛手だが、それ以上に「フロントがポスティング移籍を容認した」という事実がチーム内をざわつかせている。巨人番記者が語る。

「過去、巨人では松井秀喜、上原浩治、高橋尚成も海外移籍を希望していたが、いずれも海外FA権の取得を待っての実現でした。ポスティングでの移籍は認めないという球団の“鉄の掟”があったからです。

 ところが、今村司・球団社長は18日の会見で、2016年オフにFAで山口を獲得した際にポスティング容認を約束していた、と明かした。巨人が他球団との獲得競争で引退後のコーチ就任などのオプションをつけることは知られてきたが、ポスティング容認まで条件に入れていたとは……。今オフのFAで美馬学、鈴木大地の獲得に乗り出して断わられたように、“巨人ブランド”だけでは有力選手の獲得が難しくなってきているということでしょう」

 気になるのは、将来のメジャー挑戦を明言しているエース・菅野智之(30)の動向だ。海外FA権取得は最短で2021年オフだが、山口という“前例”ができた以上、菅野もポスティングを利用する可能性が出てくる。前出・巨人番記者が言う。

「原辰徳・監督が3度目の指揮を任されたのは、甥である菅野を引き留める意味もあったとされている。今後、菅野との交渉はシビアなものになるでしょう」

 野球評論家の江本孟紀氏はこう語る。

「山口はOKなのに甥っ子の菅野はダメ、は通用しないでしょう。原監督は会見で山口のポスティング容認が契約に入っていることを“シーズン中に知った”と明かしたうえで、“夢、挑戦という聖域には入れない”と言っていた。ならば菅野が“夢だから挑戦したい”と求めてきても同じことを言えるのか」

 甥っ子を“我が家”に引き留められるのか。ベンチ外でも原監督の采配が試されることになりそうだ。

※週刊ポスト2019年12月6日号

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