相次ぐ韓国の芸能人自殺 日本と韓国との差は何か

NEWSポストセブン / 2019年12月2日 16時0分

KARAの元メンバーのク・ハラさん(写真/SipaUSA/時事通信フォト)

 K-POPは世界中で大人気だし、グループへの選抜オーディション番組は日本でも放送日になるとネットのホットワードに浮上するほど憧れの存在だ。ところが、韓国では芸能人の自殺が相次いでいる。その多くがネットの誹謗中傷がきっかけだ。ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が、芸能人の自殺について日本と韓国の差について考えた。

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 韓国のガールズグループ・KARAの元メンバーであるク・ハラさんが自殺した。彼女の死因について、識者は女性アイドルグループ・f(X)の元メンバーでハラさんの親友であるソルリさんの自殺が影響しているのでは、と意見している。ソルリさんはSNSを含めたネットでの罵詈雑言に心を病み自殺した、とも言われているが、ハラさんにも凄まじい暴言が寄せられていた。

 ネットの誹謗中傷との因果関係について断定することは避けるが、5ちゃんねる(匿名掲示板、旧2ちゃんねる)では、こんな意見が書き込まれた。

〈日本の芸能人ってメンタルつえーよな ボロカス書かれても堂々と生きてるもんな〉

 確かに、日本ではネットの書き込みが原因で自殺したという芸能人はあまり聞いたことがない。2013年、ブログが炎上し、テレビ局からも追い回された岩手県議の小泉光男氏(享年56)がその後自殺したことはあるが、これをネットの誹謗中傷と関連させるのは違和感がある。同氏は生前、そこまでネットを頻繁に見ていたような形跡が見られないのだ。

 5ちゃんねるではこうも書かれた。

〈日本の芸能人の場合、叩かれて自殺って聞かないよね こんなに自殺者がでるってどんな叩かれ方してんの?〉

 これについては、日本では「バカ」「アホ」「クソ」「カス」などはあるものの、罵詈雑言のラインナップが乏しく「雰囲気」で痛めつけるが、韓国語では直接的なヒドい言葉がある、という指摘もあった。これも決定的な意見かどうかは分からない。

 日本でも叩かれ続ける(ないしは過去に猛烈に叩かれた)著名人を列挙する(敬称略)。辻希美、ベッキー、西野亮廣、高梨沙羅、玉川徹、堀江貴文、張本勲、前澤友作、村本大輔、misono、紗栄子、矢口真里。

 彼ら以外にも多数存在するが、とりあえずは代表的な人々を挙げた。ただ、いずれの人物にしても一定数の味方がいたり、スルースキルや反論スキルがすごい。そもそもネットを積極的に使っていない人物も混じる。

 この中に名前を入れた『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)でコメンテーターを務める玉川氏は、ハラさんの話題を扱った時にネットとの付き合い方に言及。同氏は自身がネットで叩かれていることは知りつつも、ネットと現実とは分けて考えていると述べた。これこそが大切なのである。5ちゃんねるでもこう書かれた。

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