大ヒット中の『アナ雪2』 描かれる女性の強さと多様性

NEWSポストセブン / 2019年12月8日 7時0分

声優が交代したと気づかないほど武内のオラフは完璧(Getty Images)

「レリゴ~♪」の歌声が日本を席巻してから5年、11月22日に『アナと雪の女王2』が日米で同時公開された。公開10日目で日本国内の興行収入は43億582万円、観客動員数338万人を記録した。緻密に作り込まれた『アナ雪2』の謎を知れば、映画館へ足を運ぶ魔法にかかること間違いなし!

◆エンディング曲はMay J.ではない

 物語中ではエルサ役の松たか子(42才)が歌う今作のメイン曲『イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに』のエンディング版を歌うのは新人の中元みずき(19才)。米国のディズニー本社でのオーディションで選ばれたが、ディズニーの日本版エンド曲にメジャーデビュー前の新人が起用されるのは初の快挙だ。

 さらに、今作のキーポイントの1つ、エルサを呼ぶ「謎の声」を務めるノルウェー出身の歌手・オーロラ(23才)は、“新世代の歌姫”と呼ばれる注目株。11月の初来日公演ではチケットが即日完売するなど、日本でも人気上昇中だ。

◆タモリも絶賛! イケボすぎる新オラフ

 麻薬取締法違反により、オラフ役を務めていたピエール瀧(52才)が降板。新たなオラフに抜擢されたのは22才の声優、武内駿輔だ。今作だけでなく過去作品すべても吹き替え直しているが、「まったく違和感がない」と大絶賛されている。

 11月22日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)出演時には、オラフから一転、トーク中の低音ボイスにスタジオがざわつき、タモリ(74才)も「井上陽水ぶりのいい声」と、“イケボ”に唸った。

◆「最も重要」なクリストフの一言

 英語版のアナ役を務めるクリスティン・ベル(39才)は、今作の最も重要なせりふとして、クリストフが発した「どうしたらいい?」を挙げている。男性がリードする「おれが守るからついてこい」という姿勢ではなく、アナの意思を尊重した新時代の男性像を象徴するせりふだというのだ。

「米国では最近、2017年から社会現象になっている女性の“性”を守るための『Me Too運動』から発展して、“女性の強さ”を尊重する一方、前時代的な“男性の強さ”を否定する時代へ変化しています」

 このせりふが出るのは、終盤でアナが何者かに追われるシーン。お見逃しなく。

◆姉妹が選んだ結末に寝込むファンが続出

 ディズニーをはじめとする米国の映画作品は、「ダイバーシティ(多様性)」が昨今の一大テーマとも。性別、人種、階級、宗教などすべてを取り払った世界を目指している。

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