モデル体型の女子プロゴルファーのドライバーはなぜ飛ぶのか

NEWSポストセブン / 2019年12月15日 16時0分

新世代の飛ばし屋の松田鈴英はなぜ飛ばせるのか(写真/Getty Images)

 鈴木愛(25)が賞金女王に輝いた今年の女子ゴルフ。渋野日向子(21)はドローボールと強気のパット、攻撃的なゴルフでツアーを盛り上げた。今年の女子ゴルフ界は渋野、鈴木以外にも、“黄金世代”を中心に個性豊かな才能が花開いた1年だった。

 今季のドラコン女王は穴井詩(32)だが、3位の松田鈴英(21)、4位の原英莉花(20)ら細身ながら平均飛距離が250ヤードを超える「新世代の飛ばし屋」が存在感を見せた。

 今季初勝利をあげた原はジャンボ尾崎の愛弟子だ。173cmの長身を活かした豪快なスイングが魅力だが、フェアウェーキープ率を加味した「トータルドライビング」でも日本人トップ(全体3位)と、正確さを兼ね備える。“モデル体型”の彼女たちのドライバーは、なぜそんなに飛ぶのか。クラブデザイナーの松尾好員氏が解説する。

「彼女たちのヘッドスピードはアマチュアの男性ゴルファーとほとんど変わりません。それなのに飛ばせるのは、圧倒的にミート率がいいから。ヘッドの芯でボールを捉えられているので、飛距離が出る上に、弾道は真っ直ぐでフェアウェーを外さない。

 ただ、女子プロのツアーの時は、ゴルフ場がフェアウェーの芝を普段の半分くらいの高さまで刈り込んでいるので、それだけで10ヤードは飛距離が変わる。数字だけを自分と比べて悲観する必要はありません」

“女子プロに飛距離で負けたくない”と力んで振っても、ミート率が下がって悲惨な結果になるだけなのだ。

「アマチュアの方は、使っているドライバーのシャフトを0.25~0.5インチ短くすると、振りやすくなってミート率も上がりますよ」(同前)

 原や松田のような“細身の飛ばし屋”が次々と生まれた背景には、道具の進化も影響しているという。

「ドライバーの軽量化がどんどん進んだことで、体が成長途中にある10代の選手や一見、線が細く見える選手であっても、技術があればそれで飛ばせるようになってきた」(プロゴルファー・沼沢聖一氏)

※週刊ポスト2019年12月20・27日号

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