就職率95.3% 三菱重工や日立、九州電就職に最短距離の大学

NEWSポストセブン / 2012年11月7日 7時0分

 就職氷河期といわれる厳しい環境のなか、企業が欲しがる人材を育てている“就職力”の高い大学がある。卒業生1000人以上の大学では2番目に高い就職率(95.3% ※1位は福井大学の95.8%)を誇る九州工業大学(福岡)。

 同大学は三菱重工業・日立製作所・九州電力など一流企業に多くの卒業生を輩出している。同大学は企業の合同説明会などには、わざわざ出向いて参加しなくても良い環境にあり、就職担当教授による内定までのサポートや学内での合同企業説明会開催も。

 また、同窓会である明専会と同大学が共催で実施している『明専塾』では就活に勝つノウハウから、入社後の心構えまでを伝授。学内で年10回程度の講演を行い、就職を全面的に支援している。つまり、三菱重工業や日立製作所、九州電力に就職したければ、同学が最短距離にあるともいえる。しかし、その恵まれた環境ゆえの問題点もある。

「就職に強い、という先行したイメージを持って入学してくる学生たちに対して、卒業後にどのような仕事に従事し、何を社会に残せるのかについて、イメージを持たせる必要があるんです」と言うのは、九州工業大学広報担当の工学部電気電子工学科教授の白土竜一さん。

 学生たちにしっかりとしたビジョンを持たせる方法として、初年度から積極的に取り入れているのが導入教育カリキュラムだ。企業で活躍している中堅技術者(大学のOB)を招き、学生とディスカッションするような授業を行っているという。

「将来なりたい自分をイメージさせて、大学での講義が、企業での仕事にどう役立つのかを意識させることから始めています」(白土さん)

 こうした導入教育は、通常の座学よりも効果的で、授業では常に活発な質疑がなされているという。学生たちは20年後の自分の姿をしっかりととらえることができ、それが、学習意欲の向上に繋がっていく。

 また、飯塚キャンパス内にある教育施設『MILAiS』(授業や自己学習に使えるグループワーク向け教室)では、担当教員がレクチャーを行うほか、グループごとにプレゼンテーションを行うなど、ダイナミックな授業が行われている。グループで活動し、互いの意見を交換し合うことで、企業で必要とされているコミュニケーション能力を高められるほか、問題に直面した際に、解決策を導き出すための知恵を身につけるのに役立っているとか。

※女性セブン2012年11月15日号



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