北九州市 住宅街から対戦車用RPG-26発見で開戦前夜の様相

NEWSポストセブン / 2012年11月12日 16時0分

 まさか内戦状態のシリアではあるまいし、なんと住宅街からロケットランチャーである。先月17日、福岡県警が公開したのがこの対戦車用「RPG-26」。北九州市内の倉庫で押収されたものだが、これからゲリラ戦でも始めようとでもいうのか。今、北九州市は開戦前夜の様相を呈している。

 この事件に関連して逮捕されたのは、北九州の指定暴力団・工藤會の親交者。暴力団抗争のために隠し持ったとみて警察は捜査を進めているが、事件の背景には昨年全国で施行された暴力団排除条例によって資金源を断たれた組織がどこも追い詰められているという事情がある。

 とくに北九州では、暴力団系企業排除を掲げた企業の役員が暴力団員と思しき人間に襲撃されたり、暴力団員立入禁止の標章を掲示する飲食店の経営者や従業員が傷つけられる事件が多発している。福岡県内に目を広げれば、手榴弾を使った暴力団の抗争事件が起き、福岡県警は市民に注意するようホームページで異例の呼びかけを行なっている。

 折しも先月30日、改正暴力団対策法が施行された。とくに危険な暴力団を「特定危険指定暴力団」に指定し、組員が不当な要求をすれば中止命令なしに逮捕できる直罰規定が盛り込まれた。

 エスカレートする警察対暴力団の最終戦争。はたして地域住民が枕を高くして眠れる日は来るのだろうか──。

※週刊ポスト2012年11月23日号



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